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コミュニケーション能力の高い人には2種類いる:仕事を真に進めたい人と、自分だけが可愛い人

私はそこまでコミュニケーション能力が高くないので、コミュニケーション能力が高い同僚を見ると羨ましいと思ってしまう。

ところで、この「コミュニケーション能力が高い」とはどういう状態を指すのか。

私なりの定義は以下のとおりである。
・相手の意図を汲みとった発言ができること
・質問にきちんと答えること

いや、間違えた。

2つ目の「質問にきちんと答えること」の前提として、1つ目の「相手の意図を汲み取った発言ができること」が必要になるので、やはりコミュニケーション能力の高い状態とは1つ目に収束されるだろう。

ところで、このコミュニケーション能力の高い人にも、2種類いることが最近の私なりの観察でわかってきた。

一つは、その高いコミュニケーション能力を活かし、上司のみならず同僚、他部署の意図を汲み取りながら調整を行いつつ、仕事を進めることを集中する人。

もう一つは、その高いコミュニケーション能力を活かし、上司から怒られたり「わけなわんない、それ」とダメだしされそうなことを先読みし、「●●がこんなわけわかんないことを言ってきたんです。ほんと意味不明ですよね」と、とりあえず誰かを犠牲に自分だけは「わかっているんです」アピールをして助かろうとする人。

後者は、コミュニケーション能力が高いが故に上司から突っ込まれそうなこと・怒られそうなことを先読みして検知し、「自分はわかってるんです、けど●●がわかっていないんです」と自己弁護を図る。

その能力を使って、「じゃあどうすればいいのか」という方向に思考を巡らせ、問題解決に頭を悩ませてほしいが、とりあえず自分ファーストなので自分が助かろうとする。

それを聞いた上司も「こいつはわかっている」と、自分と心を共にする同士を得た気分になり、方針が過激化していく。「●●がそんなことを言っているのか。じゃあ全力でつっぱねろ!」と。ちなみに今更ですが●●は他部署、他部署の人、または他社(業者)が入ります。

そして、その指示を聞いたコミュニケーション能力高い人は、上司の威を借りた狐となった上で、仰せの通りの全力で過激な方針を●●に伝えていく。そうして溝がどんどん深まっていく。

コミュ力は高いはずだから過激な発言をすれば先方がどう反応してくるかわかるはずなのに、「上司がこういう方針でいけといったから行こう」と上司の論理を優先して突っ走っていく。

私自身が最近、こうした後工程処理を行いながら、気付いたのが冒頭の事項である。



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