見出し画像

食料備蓄を考える

北海道買い

うちは、5人家族でよく食べる。
外食はほとんどしない。

ちなみに、「北海道買い」なんてことばあるくらい、1週間分を買うというのは、僕らにとっては昔からの習慣である。

たとえば、牛乳なんてコップに一杯ずつ飲んだら、1回1L。
だから、毎回5~6本買う。玉子は6~8パック買う。

肉もよく食べるので、1度買い物に行くと、牛、豚、鶏と、あわせて10kg以上になることもある。

このあたりは、保存期間が短く、消費の回転が早いもの。

色んな物を、箱で買ったり、大きな業務用パックで買う方が生活に合っている。

田舎あるあるだけど、それに加えて、野菜や魚などを、急に大量に頂くこともある。それでも、食べきれずに腐らすようなことはまずない。

なので、このご時世、買い占めとか言われるとちょっと困るのだけど、北海道の場合は、お互いそういう生活パターンなので、特に目立つこともない。

現代は人の動きも多いので、仕事で本州から来たという人も多いだろうけど、スーパーのカートを2段山積みにしているのを見たらビックリするかもね。

食料備蓄

普段からそういう買い物の仕方だけど、それに加えて、食料備蓄ということを考えている。

冷凍している生鮮品は、停電が来たら2~3日でアウトだ。

巷では、インスタント食品がよく売れているようだけど、危機管理という意味ではそれだけでは不足かな・・と。

画像1

インスタント食品は、最悪の事態で2,3日しのぐには非常に有効かもしれない。

でも、栄養面ではほとんど期待できないし、長期化するとストレスや体調不良など、2次的な問題も考えられる。

レトルトや缶詰は上手に使いたい。調理済みで、肉、魚、果物など、保存しずらいものが容易に摂ることができる。

インスタント食品や缶詰のデメリットは値段が高いことと、場所を取ることだ。

画像2

食料備蓄は、最低でも3日分というが、防災関連書籍では謳われている。

たとえばうちのように、家族5人分の食料を、3日(9食)と考える、45食分の備蓄をする必要がある。

たしかに、非常事態にたらふく食べる必要はないのだけど、これが仮に1週間続くようなことを想定すると、100食以上ということになり、備蓄量は大変な事になる。

とても広い場所が必要になるし、経済的ではない。それに、インスタント食品といっても消費期限があるので、定期的に入替えなくてはいけない。

そこで、うちでは、米、粉、乾麺、豆などの穀類を、多めにストックする方針にしている。もともと毎日使う物なので、備蓄用食材は、古い方から使うようにすれば、常に新しいものが常備されていることになる。その気になれば、1ヶ月だって、食いつなぐことはできる。

画像3

ライフラインが断たれることを想定して、調理しなてくてよい物というイメージがあるが、これらの穀類は水さえあれば焚き火でも調理できる。

火起こししてご飯を炊くくらいなら、カップラーメンに埋もれて生活した方がマシということであれば、そっちのほうがライフスタイルには合っているかもしれない。

人によって、家庭によって正解は違うので、自分なりに正解を見つけて備えておくというのが重要だ。

現代人は忙しくて、料理をする時間が無いと考えている人も多いが、料理をする時間は別に食事の前だけでなく、寝る前に、明日の煮物を仕込んでおいたっていい。

煮豆なんかは、日持ちするし、食卓が豊かになる。そして手間もかからない。おまけに年単位で保存できるのだから、こんなすごい食材はなかなか見当たらない。

大事なことは、こうして備えておけば、有事に買い占め等の食料の奪い合いに巻き込まれないという精神的なメリットが非常に大きいのだ。

北海道の人なら、胆振東部地震のときも、震災直後の朝にはスーパーやコンビニから食べものが消えたことを思い出して欲しい。他の地域でも似たようなことは経験した人が多いだろう。

備えあっても憂いあるのが人間だけど、想定できるだけの備えはしておきたい。


最後までお読みいただき、ありがとうございます^^ いただいたサポートは、今後もよりよい記事を書くための情報集計費に充てたいと思います。よろしくお願いします。