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たまに近況報告をしてみます。

会社員をやめたのは

20代後半から仏具業界に関わり始め、数年の内に業界にどっぷり浸かりました。仏具業界というより、仏教そのものに関心をもちました。

10数年前のこと、会社員でいられなかった一番の原因を今さら冷静に分析すると、「仏教と会社員は相性が悪かった」ということを思います。

その後、逃げ場もなくぼちぼち念珠屋など初めて今に至ります。

独立して前半戦は、いわゆる、「若気の至り」もあり、日本のお寺を内側から変えてやろうと意気込んでいました。

空回りから、コロナ禍へ

5,6年前からは、なんとなく空回りしている感覚に陥って、この先の自分のスタンス考えているうちにコロナ禍に突入しました。

この3年間は文字通りお寺の「内側」に入ることは難しくなったこともあって、自分の立ち位置も俯瞰してみる良い機会になりました。

お寺のみなさんと親しくさせてもらえるのは嬉しいですが、僧侶でもなければ、お寺の役員でもありませんので、結局どこのお寺に行ってあくまで部外者なわけです。何を熱くなってたんだと冷静になったこともあります。

そこで、今は何を目指しているかというと、「自発的に変わりたいと思って、未来を見ているお寺と伴走すること」です。

ですから、お寺を変えて見せます!なんて営業に回ることはありません。でも、変わるために、未来のために、必要な知恵を貸してほしいということでしたら、喜んで何処へでも行こうと思っています。

これからの仕事のスタイル

お寺は仏具屋を小間使いに付き合ってきた文化も少なからずあるし、逆に仏具屋もお寺を金づるにしてきた側面もあります。かつてはそれで利害一致していたこともあるのでしょうが、正直僕はどちらも苦手なんです。

10数年かけて積み上げた、ほそぼそと地味にビジネスを続けるというスキルは、会社員を続けていたら絶対に獲得できなかったし、今はそういう情報やスキルを提供することで、多くの人、団体に重宝されて仕事が成り立っています。

分散型自立組織というのは、次世代型の非常に理解しにくいコミュニティのあり方ですが、生き残る多くの個人、団体はそのようなスタイルに近づいて行くはずです。少なくとも僕はそのように生きていくことを目指します。

コロナ禍が終わったわけではないとはいえ、今年は世の中がやや動き出した雰囲気ですね。世間が3年も止まってくれたおかげで、全力で変化してきたことは、やったこと以上にスピード感がありました。

この春は久しぶりに電話を頂くお寺も多く、口々に長岡の商売の心配をしてくださります。おかげさまで3年前よりむしろ元気で、やりたい事が溢れているような状況です。

最近は、Web3がどんな世界なのか、おぼろげながら見えてきました。誰より自分がワクワクしていれば、きっとワクワクしたい人が集まってくるだろうと信じて、日々活動しています。

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