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誰がやりたかったのか


前回の「さよなら山梨店」の後半に書いたことですが、今一度、書いて見たいと思います。

会社に所属するってことは、その会社の根っこにつながっていた方が充実します。なんでも一緒かもしれません。街づくりやお祭りのメンバーになった時なども。何かに所属する時に意識したいこと。根っこにつながっているかどうか。

例えば、あなたがケンタッキーフライドチキンで働くことになったとしましょう。店舗配属で何かを作るとしましょう。「心を込めて作りましょう」と指導されたとしましょう。どうすると「心を込める」ことができますか。どうすることを「心がこもっている」と考えますか?

もちろん、あなた個人の人生経験から、いろいろな方法があると思います。いわゆる「心を込める」的なことはできることはできるのです。
問題は「ケンタッキーフライドチキンの一員」としての「心の込め方」です。

アップルストアに行くと、なんだか異様な雰囲気に包まれます。一人一人の様子が他の店とはなんだか違う。その答えはきっと「創業者であるスティーブ・ジョブスとつながっている」からだと僕は思います。スティーブ・ジョブスと「根っこが繋がっている」。だから、仮に「心を込めてね」と、アップルストア配属になったあなたが上司から言われたそれは、ケンタッキーフライドチキンのそれとは違ったものであるはずです。

もちろん、両社にいても「世間一般的な心の込め方」は存在します。そして、そんな人がスタッフとしてアップルストアにいたら「なんか、違うなぁ」と思うでしょう。

いい会社には「創業者が何をやりたかったのか」の共有があると思います。全スタッフが創業者が思っていたことと「根っこ」で繋がっている。すると「心を込めたい」と接客や取引先とのやりとりで思った時、「その会社らしい”心の込め方」が出来る。

会社によって「何がいいことなのか」は違います。

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