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読み返している本(レイアウトのこと)

グラフィックデザインを手がけるときにさまざまな要素がある中で、
レイアウトが肝になることが多いので、レイアウト系の本はよく読み返します。
最近ではあらかじめレイアウト(テンプレート)が用意されていてそれに当て込めばチラシやwebサイトができるものも多いが、美しい写真、すてきなロゴを配置しても結局のところレイアウトがめちゃくちゃ(意図がない)だと伝えたいことをちゃんと伝えられません。また、それぞれに存在する「伝える内容」に適したレイアウトがあると思うので、一からレイアウトを考えた方が結局伝わりやすいのではないかと思います。

レイアウトや構図を参考にする

よく真似から入ってグラフィックデザインやwebを学ぶ手法があるが、これもただ真似するのではなく、その真似たものが「どういうレイアウトや構図」でできているのかを抽出できると、応用が効きやすい学びができると思います。


読み返している本

・レイアウト・デザインの教科書
・マネするだけでエディトリアルが上手くなるはじめてのレイタウト
です。


レイアウト・デザインの教科書
米倉 明男 (著)、生田 信一 (著)、 青柳千郷(ベーコン) (著)

レイアウトの基本が全てと言って良いほど網羅されています。
私の場合レイアウトで悩んだ時や、自分のレイアウトがイマイチだなと思う時に見返します。良いレイアウト、悪いレイアウトの例も乗っており、自分は大丈夫かな…とヒヤヒヤしながら見返します。基本だからこそ見落としがちになるので、定期的に見返すようにしています。


マネするだけでエディトリアルが上手くなるはじめてのレイタウト
松田 行正 (著)

エディトリアルなので書籍デザインで参考になるものですが、私の場合文字組が綺麗なデザインに心惹かれるので、そういったことを学ぶのに参考にします。もともと雑誌が好きなこともあるが、雑誌や書籍によって読む気がするのとしないものがあるのは多分内容より先に文字組やレイアウトなんだろうなと思ったりもします。こちらの本は文字組とレイアウトが丁寧に説明が書かれていてとても参考になりよく読み返します。
※古い本なので、amazonでは中古しかないようです。

私の中でレイアウトは「親切な誘導」だと考えていてレイアウトがしっかりしていないと受け手が混乱をしたり誤解をしてしまったりと、レイアウト一つで不愉快に思われてしまう可能性があります。
やはり受け手も心地よくなってもらうために「親切な誘導」がグラフィックデザインには欠かせないと思います。

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