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リブランディングに必要な「垢抜け感」

ブランドが古い印象に思えてきた時はリブランディングが必要な時かもしれません。

リブランディングはビジュアル面だけではなく、「ビジョンやコンセプトも古くなってないか」「そもそもビジョンやコンセプトがお飾りになっていないか」「時代に合っているか」の検証をし、必要であれば変える必要があります。

何かを作り替える時に個人的に重要視していることは、「垢抜け感」です。


垢抜けるとは、
容姿・動作や技芸などが洗練されている。いきですっきりしている。

(デジタル大辞泉)

リブランディングは過去を否定イメージがありますが、そうではなくアップデートしていくイメージです。
それはブランドを時代に合わせていくイメージだと思います。よくブランドはトレンドに流されてはいけないとブランディングの本などに書いてあり、その通りなのですが、ある程度時代に合わせたチューニングも必要です。それはその時その時に必要とされるものが変わり、それに沿うものでなければ生き延びていけないからです。

垢抜け感

では垢抜け感とはなにか。
それは、過去のブランドを知っている人が見た時に、同じ印象を持ち、且つそこに洗練されたイメージがあることが垢抜け感だと考えています。また過去を知らない人がそのブランドを知った時に洗練されている印象を持ってもらうことも重要だと考えます。
それは「大学デビュー」のようなイメージで、本人は変わらずとも、考え方や見た目の部分を洗練させるイメージと似ています。

垢抜けるには

具体的にどうすれば垢抜けるかというのは個々のブランドにより変わりますが、共通しているのはスッキリと整理することです。
企業やブランドは歴史を歩む中で時代に合わせて様々な試みをする中で様々なものが整理されないままぐちゃぐちゃに積み上がっているイメージです。それが雑多なイメージを生む原因になっていることがほとんどです。
それらを一度整理整頓して、次の時代に合わせてチューニングしていくと自ずと洗練されたイメージが出来上がります。

リブランディングを考えている方はぜひ「垢抜け感」を意識してみてください。

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