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【木曽】木曽アート・ダンス留学 ①

3月22日〜24日、木曽郡木祖村での第一回目の滞在記録。

木祖村では「木曽ペインティングス」というアートプロジェクトが2017年から始動し、木曽に在住するアーティストたちが中心となって、地域の人々とアートが結びつく場のあり方を模索しておられます。

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1日目、まずは滞在先となる藤屋レジデンスにて、木曽アーツの皆様とミーティング。
その後、今秋に開催される木曽ペインティングスの会場である向畑へ。
移住者の近藤さんのアトリエを見学。味噌川ダムの展望と白菜畑もご案内いただきました。

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夕食の買い物がてら「スーパーまると」まで中山道をマグと歩く。
店先で犬好きの女性に声をかけてもらう。薮原在住者で、木曽ペインティングスのこともよく知っておられるようでした。
村での木曽ペインティングスの知名度の高さを実感。

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夕食後、大沢さんと東京から木祖村に移住した坂口さんが、藤屋レジデンスを訪問。
協力隊の仕事や最近の活動のこと、村でのくらし、いま直面している課題などについて、色々と伺うことができました。

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2日目の昼食。
木曽ペインティングス代表の岩熊さんと美幸さんに、豪華なランチを振舞っていただきました。

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摘みたてフキノトウをつかった、ジェノベーゼと天ぷら。念願の”すんき漬け”もいただく。フキノトウのほろ苦い春の味と、クセになりそうなすんきの酸味に感動する。

その後、木祖村郷土館へ。薮原の名産品「お六櫛」に関する歴史や制作工程について学び、大沢さんと合流。薮原宿周辺をご案内いただきました。
牛丸新聞店さんを訪問、薮原宿についてお話をお伺いする。長らくの間、この土地で暮らしを営まれてこられた方の視点から、村のことを教えていただきました。

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神聖で荘厳な空気が漂う、薮原神社。
社殿に繋がる石段。ここからは、7月の薮原まつりでお披露目となる”天狗の舞”の稽古風景を望むことができるらしい。大沢さんはこの稽古風景を見るのが大好きなんだとか。境内を散策後、極楽寺から、JR線の東側の道を経由し、藤屋レジデンスへ。

その後、大沢さん、近藤さん、義家さんと一緒に、そのこさん宅で夕食をいただきました。
そのこさんは、木曽ペインティングスのアーティストに空き家を提供していて、アーティストたちとフラットで非常に風通しの良い関係を築いていた。若いアーティストたちが、村に移住しようと一歩踏み出せるのも、こういう方の存在が大きいのだと思う。
地域の人々とアーティストが薮原で出会い、仕事や暮らしをどう営んでいるのか。同世代の移住アーティストたちからの生の声を聞くことができ、大変有意義な時間を過ごすことができました。

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3日目の最終日。
鳥居峠に向かって中山道を途中まで歩きました。
集落を抜けると松林の森が広がっていて、野生動物注意の看板も目立つように。私が住む北軽井沢の森とも植生が似ていて、マグも喜んでいるようだった。

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藤屋レジデンスで藤澤さんと合流し、木曽アーツの皆様と今回の滞在制作について振り返りを。
次回の滞在は、薮原まつりの開催時期となる7月に決定。次回は、薮原の外側にも行動範囲を拡大して、木曽をリサーチしてみる予定。今回、気になった ”天狗の舞”についても深めたい。
次回はより実践的なかたちで、木曽で立ち上がるダンスの種を探してみようと思います。(武井 琴)

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