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【飯山】水路と座禅をめぐる日帰り滞在

劇作家・演出家で劇団ままごと主宰の柴幸男さんが4月4日(日)、日帰りで飯山に滞在されました。
柴さんが飯山に滞在するのは3月16日(火)・17日(水)の滞在に引き続いて2回目。前回の滞在では、震災発生から10年を迎えた栄村の震災復興祈念館・絆や栄村歴史文化館・こらっせを訪れ、震災関連のリサーチを行いました。また、翌17日(水)は、飯山市文化交流館なちゅらの池田春彦さんのアテンドのもと、市の中心部を歩いて回りました。

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今回の滞在では、まず飯山市天神堂の天満宮へ。こちらは池田春彦さんの地元中の地元。池田春彦さんは本来この日はおやすみで、地元の道普請(田植えの水入れ前に、側溝の泥かきや農道の整備をすること)をする日だったのですが、道普請の休憩中に、地元をご案内いただきました。

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池田春彦さんがお話しくださったのが、江戸時代に木島平村一帯の水源確保のために活躍した長坂織部について。この話から、農業用水へと話は広がり、実際にこの地域の農業用水を見て回りました。

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お昼をはさみ、午後は正受庵へ。3月に一度訪れたときは、まだまだ雪が残っていましたが、今回の滞在ではすっかり雪もとけ、春の気配に。冬囲いも外されていました。

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正受庵では、禅堂で座禅体験。柴さんも含めて、座禅を体験するのは全員初めて。わずか15分の時間ながら足が限界・・・。その後は和尚さんのお話しを本堂でお聞きしました。印象に残ったのが、臨済宗の公案のお話し。お話の最後には、和尚さんから「自由とはなにか?」という公案をそれぞれの宿題としていただきました。

飯山の滞在ははじまったばかり!「自由とはなにか」という和尚さんからの公案を考えながら、今後も滞在を重ねていきます!
(文・「信州art walk repo」取材部 藤澤智徳)


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