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【茅野】DAY1 八ヶ岳登山〜白駒池から黒百合ヒュッテまで〜

「この静けさを舞台で再現してみたい」

9月25日(日)
さて、午前中ゆっくりと犬射原社の御柱を見学し
山旅へ向けて買い出しをしたのち、今日の出発地点
白駒池駐車場に到着したのは13時。

3度目の八ヶ岳登山となる森下真樹さん。
しっかり靴紐を締めて、出発です。

白駒池駐車場から出発です。

今日の行程は出発時間が遅いこともあり、
コースタイムで3時間程度の黒百合ヒュッテが目的地です。

連休最終日ということもあり、観光のお客さんがたくさん。
あと半月もすれば、紅葉を目当てに観光バスが行列を作るのです。

お見送りしてくださった茅野市民館の久保さんと分かれて、
いよいよ山道へ入ってゆきます。


明るい苔の森。昨日までの雨を受けて、緑がより生き生きと輝いています。
ふかふかの苔。

40分も歩くと、通過地点の高見石小屋に到着。

小屋の裏には高見石展望台があり、さっきまでいた白駒池が望めます。

早速ここでもひと踊り。動画を撮りました。
手足を使って大きな岩を登ってゆきます。

今回踊るのは、つい先日9月14日にオンラインで市民の方と踊った
「エリーゼのために」に振付をしたダンス。
参加者の方にはご自身の「とっておきのちの」でダンスした動画を撮影していただく予定になっています。
森下さんは登山中「とっておきのちの」として、八ヶ岳の至る所で踊ります。

景色が美しくて、風が気持ちよくて、
つい長居してしまいましたが、すでに予定より30分近く遅れています。
日暮れが早くなってきた最近。明るいうちに小屋に到着しなければなりません。

御柱につく「めどでこ」のような木の根っこ。ついつい、足を止めてしまいます。

夕暮れの低い斜陽がなんとも綺麗です。
ふと、足を止めると木々の梢を鳴らす風の音も
小鳥の声も、人の話し声も、聞こえない
全くの無音になっていました。


自分の鼓動の音が聞こえるくらい、
耳鳴りがするくらい、何の音もしない森の中。
日常では感じることができない大自然の作る世界に、
触れることができました。




そこから少し進むと、中山展望台。少しガスが出てきてしまいましたが、まだまだいい天気。

肌寒くなってきました。先を急ぎます。

クッキーシュークリームのようなキノコ。



ここまでくれば、あとわずか。中山峠です。

謎の暗号、「日ソニカ」。いったい何を意味するのでしょうか。


到着!
※黒百合ヒュッテは改修工事中のため、撮影禁止でした・・。

小屋の前でもひと踊り。夕食の時間ギリギリだったため、動画撮影中に
「準備ができましたよ〜」と小屋の方が呼びに来る声が入ってしまいました・・・。

明日から配信や動画撮影のために使う看板を作成。
森下さんは7つ道具で筆ペンと紙を常に持っているそう。カッコよくかけました。

この日の消灯は20時半。
明日の登山に緊張して、森下さんもスタッフもよく眠れず。
静かな山の夜は更けてゆきます。

(文・村上 梓)

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