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第3回:海外MBA準備編(2)|地方スタートアップ起業家の挑戦

おはようございます、マークです。今日は、第2回の続きで、Hult International Business School(以下、Hult)の出願に際して準備したことを綴っていこうと思います。(写真は、4月上旬にロンドンに出張で行った際にHultのロンドンキャンパス付近で撮影した、中国人が経営していそうな日本食レストラン。店名と「いらっしゃいませ」のフォントがツボでした。)

出願ステップ

いざ出願ということで、HultのHP内にある「Apply for the Hult Business Degree | Hult International Business School」ページから普通にしました。その際、簡単な学歴・職歴情報の入力、そして出願料:US$75の支払いが必要になります(ステップ1)。完了後、HultのEnrollment Advisor(入学アドバイザー)からメールでフォローアップが来ます。HultのHP上にある内容をここに書いても意味がない気がするので、詳しくはHP内の「MBA Admissions|Hult International Business School」ページをご参照ください。合計で6つステップがありますが、4つのステップを終えれば合否結果の連絡が来ます。(Harvard/Stanford/MITみたいなMBAのトップスクールと違って、合格率が25%くらいみたいですね。高いのか低いのか…。)

02 Admission consultationのポイント

ステップ2でEnrollment Advisorがどのプログラム(オンキャンパスMBAオプション:3種類、オンラインMBAオプション:2種類)がより合致しているかのアドバイスに加え、今後のステップに対する詳しい説明をしてくれます。もちろん、全部英語で。

ここで大事だったポイントは、「Enrollment Advisorが候補者の英語力も確認してくれている」ということです。私の場合、大学・大学院共に米国大学で、仕事でも1日の半分は英語を使っています。(Work languagesが日/英語ということ)しかし、このEnrollment Advisorとのテレビ会議面談で英語が危うければ、TOEFL/IELTSのような英語試験結果の提出が求められるみたいです。海外大学出身者は、このことを頭の片隅に留めて、テレビ会議に臨んだ方が良さそうです。起業・経営して、英語試験受けるの時間もかかって大変なんで…。
補足:Hultの出願プロセスの良いところは、忙しい候補者にできるだけ負担をかけないように随所に配慮があるところです。ステップ1のEnrollment Advisorからのメールでも、

Please note: DO NOT submit anything for your language requirement at this stage.

というふうにあるように、言語要件が必要ないと判断されれば、英語試験をわざわざ受けて、試験結果を出す手間が省けます。私はこういう配慮がすごく嬉しかったですし、Hultに対して好印象を持ちましたね。

03 Complete your applicationのポイント

Enrollment Advisorとの面談後、いよいよ出願に必要な書類を整えていきます。
・Current resume/CV(英文履歴書)
・Personal statement(Why Hult MBAを記述するエッセイ)
・One academic or professional reference(学術/職業上関連ある方からの推薦状1通)※私は2通用意しました。
・A copy of your bachelor's degree or equivalent(学士取得証明書及び同等の証明書)
・Transcripts (in English) from all universities attended(在籍した全大学の成績表)
・Submit your test scores, if required, i.e. TOEFL, IELTS. Your enrollment advisor will let you know if you are required to submit any test scores.(英語試験スコア提出)※Enrollment Advisorが必要と判断した場合のみ
・Scholarship and financial aid application(奨学金/金銭的な支援に対する出願)

ここで大事なポイントは、「最初の3つの提出物」ですね。英文履歴書は、職歴上で空白の期間があると後で「その期間何していましたか?」としつこく聞かれるので、事前に思い出して埋めておいた方がいいです。だいぶ昔の空白の期間のことだと思い出すのに結構時間かかりますよね…。笑 エッセイは、2つのWhy(Why MBA?、Why Hult MBA?)に対する自分の解をワード1枚分くらいにまとめれば大丈夫です。最後の推薦状部分は、推薦者の連絡先だけOnline Profileに入力すればOK。Hultが必要に応じて、メールor電話で推薦者に連絡取るみたいですが、出願者と推薦者の負担を配慮した素晴らしい部分ですね。

04 Personal assessment interview(In-person or video call)のポイント

合否判断前の最後のステップとなる、ステップ4。Enrollment担当の偉い方と電話面接する形になります。私の面接は、質疑応答パートとアドバイスパートの2部構成でした。
①質疑応答パート
下のような質問をされ、ポンポン回答していく感じでした。
・職歴概要
・Why Hult MBA?
・起業後、自分のコンフォートゾーンから出て臨んだ最も困難だったことは何か?
・その困難をどのように乗り越えたか?乗り越えた後の最大の学びは何か?
・Hult MBAに入学したら、どのように授業・グループディスカッションに貢献できるか?

②アドバイスパート
私はオンラインMBAオプションのうち、「FlexOnline MBA」という事前録画したセッション(授業)を視聴しながら、自分のペースで学べるコースを選択していました。しかしながら、面接官は「(会社や家族の事情で)FlexOnline MBAを選択したと聞いているが、可能ならばLive Online MBAの方をおすすめしたい。」とアドバイスをくれました。Live Online MBAオプションの場合、ボストン/ドバイ時間のいずれかを選択し、オンラインで実際のセッションに参加することができるため、インタラクティブにインストラクターやクラスメートと関わることができるそうです。その後、「確かに体系的な知識を身に付けたり、国際的なネットワーキングを目的にHultに入学するなら、何とか都合を付けても、Live Online MBAの方が良さそうだ」と考え直し、Live Online MBAに切り替えて合否結果を待つことにしました。

結果無事合格でき、私のように会社や個人の成長鈍化に悩まれ、海外MBAを検討されている他の起業家・経営者の方々の参考になればと思い、このnoteを綴っています。

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次回は、ちょっと海外MBAネタから脱線して、4月上旬にEO(世界的な起業家ネットワーク)グロースフォーラムという海外起業家と会社成長をテーマに様々なことを学ぶ機会がLondon Business Schoolであり、参加してきたので学んだことと自分の会社にどのように活かしていくかを順番に綴っていきたいと思います!(多分月内には、アップされると思います〜。)