偶然出会った大好きな絵本6冊(1)
僕たち親子は、寝る前の10分間、絵本を読む、という毎日の日課があります。
「幸せ絵本ブッククラブ」というサービスで、毎月、2冊の絵本が届くので、本屋では見向きもしなかった素晴らしい絵本に出会うことができました。
今回、そのサービスで出会った大好きな絵本6冊を紹介します。
わすれられないおくりもの
読み終わったとき、ホロリと涙が流れてしまう素晴らしい絵本です。
きっと、大切な人を亡くしたことがある方なら、この本の豊かさに感動するでしょう。
とても物知りで優しいアナグマさんとその仲間達から、生きる意味と人との繋がりを、子どもにも自然と考えさせてくれる、とても哲学的な絵本です。
子どもにとって意識しにくい「死」を、「長いトンネルのむこうに行くよ」と表現しています。
仲間達は、優しいアナグマさんから教わった「たからものとなるような、ちえやくふう」をたくさん受け取っていたのです。
アナグマさんから、色んなこと教わりたいねって話をしながら読んでいます。
だいふくもち(田島征三作)
だいふくもちが、ある日とつぜん喋り出し、貧乏なごさくを大富豪にする物語。
とにかく、江戸時代風のしゃべり方が面白く、何度読んでも、「あずき おおせ あずき おおせ」という言い方で笑ってしまいます。
欲をかいた、ごさくの最期もなかなかショッキングで、大人ながらに考えさせられてしまいます。
とにかく、話がシンプルで、会話が面白いので、とても頭に残る絵本です。
ごきげんならいおん
フランスの街を舞台にした、ごきげんなライオンの動物園脱走を巡る事件から、笑ったり、怯えたりのドタバタ劇。
ライオンの目線から、「檻の中にいるときの自分」と、「檻から出た自分」に対する人間の態度の違いに困惑する姿に、人間の身勝手さを映し出しています。
ライオンは、いつでも人間のことが好きなのに、人間は、ライオンの置かれた状況や見た目だけで判断する。
そんな中でも、一人の少年は、全く態度を変えず、接してくれます。
自然と、誰に対しても、偏見で判断するのはよくないねと思います。
(もちろん、ライオンが街にいたら、子供には逃げてもらいたいですが)
フランスの街並みの絵も素敵で、見ているだけでも楽しめます。
次の3冊は、6歳向け 大好きな絵本6冊(2)で紹介します。
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