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社員一人あたりでみて投資家の評価が高い会社は?

投資家の評価が高い企業をどうやってみつけるか。企業の規模をコントロールしたうえで時価総額(株価×発行済み株式数)の大きい会社をみれば、投資家の評価が高い企業が見つかるのではないか。そこで、時価総額を連結従業員数で割って「一人当たり時価総額が高い会社」を算出し、大きい順にリスト化してみた。

データは2020年5月29日(5月最終営業日)時点で、時価総額が1兆円以上の会社を対象に調査をした。上位30社の結果は以下の通りとなった。

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生産性の高さを裏付ける結果

ランキング上位30社をみると、商品力/サービスが強い企業が目立つ。多くない社員でも買いたくなるような付加価値の高い商品を提供できていることを、投資家は評価しているのだろう。日本企業の低迷の裏に生産性の低さがあると述べられることも多いけれど、リストに挙がった30社は、まさに生産性の観点で有望な企業といえそうだ。

工場を持つ製造業は社員も多いので、上位に挙がってこなかった。今回は試さなかったが、同業種の企業同士で一人当たりの時価総額を比較すると、業種内で生産性の高さを比較する上で役立つかもしれない。

各社の従業員数は最新の『有価証券報告書』から取得した。同様の調査は2017年2月に500億円以上を対象により大規模に行い、東洋経済オンラインで公表しているので興味があればご覧ください。https://toyokeizai.net/articles/-/157671


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