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084:地元のともだち

・高校時代の親友から久々に電話が来た。
・最近の自分の活動を話した。

***

・高校というものは趣味や嗜好が異なってる人同士でも、友人関係が生まれる性質を持っていると思う。
・同じ箱に詰め込まれるからだ。
・電話をした彼は社会人として立派な人生を歩んでいるものの、言い方はあまり良くないが田舎のマイルドヤンキーに似た価値観を持っており(都会生まれの人と比べると、自分も根幹には似た価値観はあると思う)、休職や精神病などといった世界とは無縁の人間である。
・オタク的な趣味なども全く持っていない。

・そんな彼にこの前休職に関する同人本を出したといったことや、文章を綴ることが楽しい、今後はこういう活動を続けていきたいといった話をした。
・今まではおそらく理解されないだろうと思い、仲の良い友人ではあるもののそういった類の話は一切していなかった。

・彼から返ってきた言葉は「良いっちゃない?お前にはそういうの向いてると思う」といったものだった。
・内容に関しての深追いは一切なく、ただその活動自体を褒めてくれた。嬉しかった。

・友達ってこういうものだよな。良い気分になれた。

***

・その話にはそこそこ花を咲かせつつ、そのほかには同級生の誰々はいま何々してるらしいとか、あそこのカップルは別れた、もうすぐあいつは結婚する、などという話で盛り上がった。
・本当に涙が出るほど笑った。良い時間だった。

・以前どこかの記事でも残したが、自分の中で唯一誰にも負けない幸運があるとしたら、それは人間関係に恵まれているということである。

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