iPadは魔法の板であるが、何でもできる訳ではない
看護教員をしている”ながくも”です。
今年も残り数ヶ月となりましたが、全国の小中高、大学だけでなく看護専門学校でもコロナ禍の影響を受けています。
4月、5月の緊急事態宣言の当初はリモート/オンライン授業のために急遽ZOOMやGoogle Meetの使用方法を検討する日々を送っていた方も多くいたと思います。
また、当初から予定されていた看護基礎教育でのカリキュラム改正でICTを活用するための基礎的能力やコミュニケーション能力の強化といった項目があがっています。
そう、今の看護教育界では ”猫も杓子もICT”
看護教育界は昔から一定の流行に乗って大騒ぎする性質があります(リフレクションとか、アクティブラーニングとかカタカナ言葉に踊らされているイメージですね。本質をじっくり見て、どうするか検討というよりは、大きな声に引っ張られやすいと思います。私見ですが)
私は、10年くらいまえから仕事を楽にして、楽に生活したい(いわゆる効率化というやつですね)願望があってiPadやスキャナーなどを試行錯誤しながら使っていました。
で、最近の ”猫も杓子もICT” の看護教育界で職場でもデジタル教科書やタブレットの導入などでの相談が多くあります。(というか、その導入委員になってくれ!!うーん、断りきれませんでした)
PCやタブレット、スマートフォン、インターネット、クラウドなどをあまり使わない方で多い考え方がタイトルにもある
『IPadってなんでもできるんでしょ』
普通に考えて、そんなことないですよね。
道具には、その道具のできることと、できないことが存在します。
体温計は熱を測り。血圧計は血圧を測ることができます。
体温計で呼吸の音を確認する看護師はいませんし、血圧計でBMIを測定できる看護教員もいません。当たり前です。
でも、何故か『IPadってなんでもできるんでしょ』の頭になっている看護教員がいます。
体温計よりかは、アプリを上手く使い分ければ色々な作業が効率的にできますし、看護学生が医療を学ぶ上で効果的なことができると思います。
このnoteでは、私が実際に試行錯誤しながらも仕事が楽になる。看護教育に便利に使える方法を伝えたいと思っています。
カリキュラム改正のICTに対して
無駄に怖がらず…
また、謎に『IPadってなんでもできるんでしょ』と考えることなく
できれば定時に仕事を終えて、自分や家族のために時間を使える看護教員が1人でも増えることを願っています。
看護学生の方にも使える情報があれば、応用してもらえれば幸いです。
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