見出し画像

「晴れの日も雨の日も」#26       ご機嫌ですか?

先日、「リーダーの条件はご機嫌でいられること」という言葉に触れた。
私は今はもう組織のリーダー(狭義の)ではないが、この言葉に激しく同意する。
いつもご機嫌でいることはよりよく生きるために極めて重要だ。
どうしたらご機嫌でいられるのだろう?
昨日、これを深く考える出来事が2つあったので、書き残しておく。詳しく書けないので内容はほとんどスカスカだ。自分の備忘録という位置づけに近いが、タイトルだけでも拾って頂ければ誠に幸甚である。

1)願いと現実の壁について
願いと現実の乖離が大きく、悶々とするというのはしばしば起きる。今の私にもそういうことがある。
現実を変えるべくチャレンジするか、あるいは無理ならいっそスパッと思いを断ち切ればいいのだが、なかなかそう割り切れないこともある。女々しい自分はホントにイヤだが、しょうがない。
その「現実」については、当然認識はしているのだが、無意識のうちに、目をそらすような思いがないわけではない。つい、自分の思いの方にばかり目が行きがちだ。その方が心地よいのだ。

ところが、昨日、その現実に否応なくしっかり向き合わされる事態に直面した。

かなり心がざわついた。

「AかBか、という時にアウフヘーベンCを考えることにしている」と言った知人がいる。けだし名言だ。AかBかだけに捉われずより高次元から考えて新たな解を探そうという趣旨だ。コーチングの世界でも同様の考え方をしばしば用いる。
今回の件では、散々苦労の末、私は同様の考え方に行き着いた。
まず変えられない現実をしっかり受け止める。
次に自分の思いについては、その根幹のところを見極めて、それは残しつつ、現実と共存できるように形を変える。
こうして、現実か思いかの二者択一ではなく、両方を併存させることができ、私はまたご機嫌を取り戻すことができた。
しかし、この作業はなかなか大変で、丸々一日を費やした。ハードなそしていい勉強だった。

2)自縄自縛(囚われの心)
昨日のコーチングセッションでのこと。
目標達成を阻害しているのは何だろう?という話の中で、「たとえばこんな事件がありまして」と出てきた話があった。
それは誰しもがぶつかりそうな重要なテーマで、私はてっきりそれだ!と思ってしまった。途中、私が勇み足でそちらに誘導しかけたような瞬間もあった。
これはコーチングではご法度で、私もすぐに「ごめん。今のは無し」と軌道修正したのだが、その時に相手の中に本件以外にひっかかっているものがあるように見えた。その様子をフィードバックしてさらに会話を続けると、だんだん相手のモヤモヤ感の中身に触れることができた。
「こうあるべき」とか「これはダメ」という思い込みとかこだわりみたいなものが彼の中にあって、重荷になっていたのだ。
ここまでで昨日はタイムアップとなり、続きはまた次回だ。
自分で自分を縛ってご機嫌から遠ざかっている状態から彼を解き放ってあげるようなコーチングができればいいなあと、心の底から思った。
そして、このご機嫌の阻害要因は、我々の日常でもしばしば起きる。十分気をつけて生きていきたい。

今日も最後までお付き合い頂き誠にありがとうございました♬ 長井 克之
ご相談・仕事のご連絡等はこちらに → nagairb21@jcom.zaq.ne.jp

<予告>

#27 チャンスの女神
#28 いつまでも少年の心で(誕生日前夜)
#29 男らしいって何だろう?
#30 些事に神々は宿る
#31 サラメシ探検隊

(続く)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?