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「晴れの日も雨の日も」 #141 おでん屋にて#3 ホワンといこう

拙note頻出の馴染みのおでん屋。#132「おでん屋にて#2 責任」で登場頂いた常連の仲良しさんがエエ感じなのでもう少しご紹介したい。私より2つ年長で、ご自身で会社をやっておられる。デザイナーっぽい仕事のようだ。

何が「エエ感じ」なのか説明が難しいのだが、なんかこう、「ホワン」としておられるのだ。いわばガッツイていない。もしくはキリキリしていない。ゴリゴリガリガリという感じがしない。
私もその人とそんなに長い付き合いをしているわけではない。が、最初からなんとなくスッと仲良くなった。人に安心感を与えるタイプなのだと思う。

拙noteには「6人の恩師」の話がしばしば出てくる。この恩師の方々はそれぞれタイプは異なるとは言え、「ゴリッとした」ところがあり、男っぽい匂いが濃厚であり、パンチがあった。心友もそうだ。会社に入って特に仲良く付き合ってきた連中や大学時代の水泳部のメンバーもどこかそういうところがある人が多い。

それは、たぶん、私自身がそういう感じを指向し、そういう男になりたいと思ってきたからだろう。そんな感じの人とつながることがオモロかったし、引き寄せの法則という面もあるかもしれない。
早い話が、そういうタイプが好きで、いわばそういうタイプの人を自ら選んでつきあってきた、ということなのだ。

それからすると件のおでん屋での知り合いは、少し毛色が違う。
必ずしもおとなしいわけではない。私が聞き役に回っている時間のほうが多い。ボール保持率で言えば、70:30ぐらいで相手の方がしゃべっているだろう。
でも、ご自身の考えや意見を押し付けるようなところは全く無い。
こだわりがなく、肩の力が抜けた自然体のイメージだ。ご自身でも自分のことを「ホワンとした」と評されていた。

いわく「こんなホワンとしたヤツのどこがエエんか知らんけど、結構あっちこっちで大事にしてもらうんですわ。ありがたいこっちゃ」と。
なるほどなあ。ええなあ、こういうスタイル。

たぶん、正しいから距離を置く、ということができておられるんだろう。すぐに白黒つけたがる私とは対極なのだろう。あるがままを受け止めるという今のテーマにもつながるお手本だ。今の私に必要なものを神様が見せてくれたのだ、そのためのご縁なのだと感謝している。

で、そんなことを思っていると、別の場でご一緒した会社の1年先輩も同じように「ホワン」としておられた。その人と一献傾けたのは初めてだ。失礼ながら、これまでは「昼行灯みたいな人やな」ぐらいにしか思っていなかった。だからこれまで好んで付き合おうという感じじゃなかった。たまたまのご縁だったのだが、今は「ええやん、そのホワン」と思う。
しばらく前に一緒に飲んだ同期入社のcrfも、「ホワン」とは少し違うが、肩の力が抜けた自然体だった。

いろいろ周りにいいお手本がおられる。突き詰めて考えるばかりが良いわけではない。まあええんとちゃうかぐらいの方がいいこともたくさんある。私もホワンといきたいと思う。
しかし、このおでん屋、次はどんなご縁を紡いでくれるのだろう。楽しみでしょうがない。

拙宅も今週からお雛様登場。娘の婚期が遅れぬよう、3月3日に即撤収せねば。

今日も最後までお付き合い頂き誠にありがとうございました♬ 長井 克之

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<予告>
#142 一人暮らしのベテランやで〜
#143 ズレはチャンス
#144 見えないものを見る

(つづく)

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