「薄明」の事

明日7/23まで大阪市生野区の
ギャラリーカフェバー冥
で開催されている
公募展『夜を連れ朝が来るまで』に
2つの作品で参加しております。

「擬装」
写真は4月の個展時のものになります。

公募展のために新しく作ったのが
「薄明」

2点を合わせて展示しております。

公募展にもいろいろありますが
ギャラリーカフェバー冥での公募展は
(詳細をもの凄く端折っていうと)
タイトル、ステートメント、テーマが出され
それに合わせた作品で参加します。

で、
今回はタイトルの時点でマントにするのを決め
ステートメントでグラデーションにするのを決め
テーマで黒を使わない事も決めました。

私の中ではテーマの「夜」よりもタイトルとステートメントの中にある「朝」に引っ張られて
作品の全体像を決めた感じです。

作りたいものが決まったらあとは簡単。
と言えたら格好良いのですが
今回はもう最初から紆余曲折。
4色の紐を使いましたが2色目に切り替わりきるまで何度もやり直し試行錯誤。

そもそもマクラメは技法として編み物とは違い紐がグラデーションなら良いわけではないので
それなりに予想を立てて始めたものの
立てた予想通りには進まず。
本当にギリギリまで作っていました。

制作の後半に入ったところで作品タイトルのことを考え始め
時間にかかわるタイトルにしたかったので
辞書をひいたり、ネット検索してみたりして
時間の幅というか指す時間が長いものをと思い
「薄明」と決めました。

マントを作るのは2着目です。
2021年の個展時に作った「結実」です。

今回は「擬装」を襟に見立てるようにしたかったので
マントとしてどうまとめるか。というのも最後まで決まらず
一旦一枚の大きな布のようなものにしてから
襟元を巻いて着用する形にしました。

その「薄明」も明日で一旦見納めとなります。
大阪のギャラリーカフェバー冥まで是非お越しください。

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