見出し画像

長浜の文化を継承!三役修業塾

今回は曳山博物館で練習している三役修業塾にお邪魔しました。

三役修業塾は、長浜曳山こども歌舞伎の、振付・太夫・三味線の三役の養成を目的に開講しました。曳山博物館では、定期的に練習の成果を披露する発表会が行われているようです。

訪問時は歌舞伎の稽古をされていました。「御所桜堀川夜討弁慶上使」というお話を練習しており、初めて歌舞伎を見ましたがすごい迫力でした。ただ、内容を聞き取るのが難しかったので先生に教えていただきました。

先生をしている岩井小紫さんは生まれてから今までずっと歌舞伎をしてきたのだそう。小紫さんが長浜に教えにきて20年ほど。まずは歌舞伎を楽しんでもらうことを第一に指導して、文化を継承していきたいとのこと。長浜の歌舞伎が盛んな雰囲気はとても魅力的だと話されていました。

稽古にお邪魔させていただきありがとうございました。

下段中央 岩井小紫さん 

義太夫を練習している方にもお話をお聞きしました。

インタビューさせていただいたお二人
左 和田さん 右 小池さん

三役修業塾に参加して和田さんは5年、小池さんは30年だそうで、曳山祭の魅力や長浜のことなどをインタビューさせていただきました。池田さんは30年と三役修業塾の発足から参加しているようで歌舞伎や三味線といった文化を守りたいと思い始めたのだとか。

曳山祭の魅力は、長浜の一員になっている感覚を味わえることだという。ただ外から見ているだけではこの感覚は伝わらない。曳山祭に参加してみないと分からないだろうと話されていました。活動は本当に楽しく、他の参加者も同じように楽しんでいるから続いていると思うとのこと。曳山祭の楽しさが伝わってきますね。

活動でのやりがいはなんですか?

小池さんのやりがいは、お祭りが無事に終わること。お祭りを守りつつ、過去に満足せず更新し続けることを大切にしているそうです。芸術には終わりがなく、成長が不可欠だからこそ、基礎を大事にして練習を続けていきたいと話されていました。和田さんは子供と大人が一緒に活動をすることが楽しい。年齢の上下関係なく、街の様々な人と交流し続けたいと話されていました。

人口減少や少子高齢化が問題となる現代。こども歌舞伎の文化が途切れないように、後継者の育成に力を注いでいきたいと熱心に語っていました。

お祭りの雰囲気はやはり行ってみないとわかりません。私もお話を聞くにつれてすごく興味が湧きました。山車が並ぶ光景が圧巻だという事をお聞きしたので、是非ともみてみたいですね。
またコロナでの規制が緩和されつつあるので、本来の賑わいを感じることが出来るようになるかもしれませんね。

長浜に古くから伝わる曳山祭、ぜひとも目にしてみたいですね。曳山博物館では、お祭りの歴史や、実際に使われている山車など展示されています。長浜に訪れた際は見学必須スポットです!


ライタープロフィール

滋賀県立大学 3回生 とび日本各地に旅行することが好きで、その一環でまちづくりに興味を持ちました。体を動かすことが好きでバレーやサッカーをよくしています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?