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『柄立』(がらたて)の発祥〜松翁堂吉岡製菓さん
明治時代から続く黒壁スクエアから少し離れたところにひっそりと佇む和菓子屋さんがあります。お店の名前は「松翁堂吉岡製菓」さん。長浜などの湖北地域などで見られる郷土菓子「柄立(がらたて)」の発祥地でもあります。今回はお店を切り盛りする吉岡ひろこさんにお話を伺いました。
~お店のこだわり~
*甘さ控えめの和菓子
昔は「和菓子=とても甘いもの」という考えでしたが、現代に合わせて、甘さ控えめで作っていらっしゃいます。甘さ控えめなので甘いのが苦手な人でも気軽に食べることができ、たくさんの人に食べてもらえるような和菓子に。そして罪悪感なく食べることもできますね。
*名物のお団子‼
「おすすめの商品は何ですか?」とお聞きしたところ、吉岡さんは「柄立もあるけど、やっぱりお団子だね」とおっしゃられました。店頭を見てみると、たくさんの種類のお団子が並んでいました。なかでも私が気になったのがほうじ茶団子!他のお店ではなかなか目にすることのないお団子ですね。
また、吉岡製菓さんの二軒隣にある洋菓子を作る「Tronc」さんとコラボした商品やイベントを開催されています。私が訪問した際には、バレンタイン間近ということで吉岡製菓さんのチョコ団子にTroncさんで作ったチョコ餡で作った薔薇をのせたかわいいお団子を販売されていました。これからのコラボ商品もどんなものが出てくるのか楽しみです。
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昔ならではの雰囲気
店内には柄立、お団子がズラリと並んでいます。どれも美味しそうです…
柄立とは蒸し饅頭のようなものだそうです。また、夏季には「グレープかん」というグレープフルーツを丸ごと使ったゼリーなども販売されています。グレープかんは宅配をしていらっしゃるため、「長浜は遠くてなかなか来れないけど食べてみたい!」「遠くに住む親戚にも食べて欲しい!」といった方でも購入することができます!
今回私はお団子がおススメだということで、チョコっと団子とほうじ茶団子を購入しました。
チョコっと団子(¥120)はチョコ餡がたっぷりかかっており、チョコの風味がとても感じられました!
ほうじ茶団子(¥120)は優しいほうじ茶の味がして、とても食べやすかったです。お団子はもちもちしていて滑らかな口当たりでした。
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また、店内には落雁などを作るのに使用されていた手掘りの型がたくさん飾られていました。今はこのような型は製造されておらず、お客さんの中には購入したいとおっしゃる方もいるそうです。先祖代々から引き継がれてきた、非常に価値のあるものだそうです。
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吉岡製菓さんはヤンマーミュージアムで開催される「ご近所マルシェ」に参加したり、まちなかで実施されているスタンプラリーなどにも参加されており、お店以外でもおいしい和菓子を購入することができます。みなさんも長浜のイベントに参加したり、訪れたりした時に吉岡製菓さんの和菓子を頂いてみてはいかがですか?
ライタープロフィール
滋賀県立大学 1回生 あいり
カフェ巡り、お菓子作りが好きなまちづくりに興味がある大学生。今回の活動を通して、まだ若い人に知られざる長浜を発信していけたら良いなっ思ってます!
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