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安倍晋三元総理の国葬、いち大学生として思うこと#2022.9.28

こんにちは、長濱由成です。

今日は「安倍晋三元総理の国葬儀にイチ大学生として思うこと」というテーマで僕らの明日を見つめ直してみようと思います。特にこの記事を読んでくださっている私を含めた若者の皆様は、冷静に物事を見つめ直してみたり考えるキッカケとして本記事を活用してもらえたらと思います。

本編に先んじまして、安倍晋三元総理のご冥福をお祈り申し上げます。

1.国葬儀の是非

先日(2022.9.27)、安倍晋三元総理の国葬儀が行われ国家の一儀式として安倍さんを見送ることとなりました。しかし、この国葬儀に対して反対を挙げる声が特にネットでは散見され、招待状が届いていたにもかかわらず固い意思を見せる人も多数。「行かない」とツイッターで宣言している著名人や議員さんが数多くおられました。

こんな現状を見て僕はツイッターに以下の様につぶやきました。

【1人の大学生として国葬儀に思うこと】

手続きの正当性は微妙。予算は約16.5億掛かるらしい。

けど、国民全体で計算すれば
1人あたり16.5円

国家の為に日々取り組んだ安倍元総理の労力と卑劣なテロ行為に対して20円で弔えるなら良いのでは?

むしろ他に考えるべき事がありそうかと…。

僕のツイッターより

■私のツイッターはこちら▼


2.なぜこのようなツイートをしたのか

さて、私がなぜこのようなツイートをしたのかっていうのを少し詳しく説明しようと思います(140文字じゃ足りないと思ったので)。

まず第一に、自分の家族や知り合いの葬式でここまで反対されたら単純に悲しくない?っていう心理的側面。さらには、あのような悲惨なテロ行為に対しての追悼の念はみなさん欠片すらないのかな?と想起させる主義主張。そして予算の大きさから考えればちっぽけな話なのになぜここまで熱くなれるんだろうかという疑問。予算については後にも言及しますが、ここまでの反対が国民から出てくるとは思っていなかったのでビックリしているというのが正直な感想です。

このツイートは大体国葬儀の3日前くらいにしたんですけど、とにかくツイッターとかSNS上ではデモ的なコメントが多くて。正直なんでここまで熱くなれるのかな~って勝手に思ってました。サッカーワールドカップかよってくらい盛り上がってて日本という国はある意味凄いなと客観的に見て感心した次第です。

イメージこんな感じ。

なんかここまで書くと凄い安倍さん派・自民党派みたいに思われそうで嫌なんですが、今回の国葬に関しては様々な点で考えたうえで別にアリなんじゃね?っていうのが僕の見解です

ただ、今回の国葬儀にはいくつか懸念点があるのは事実です。3つ挙げるとすると、法的な面予算面意思の面かなって思っています。

3.法から見る国葬

まずは、法的な面。これが今回の問題の中で一番問題視されるべきポイントです。今回の国葬儀は内閣による閣議決定でのみ決められ議会は通されませんでした。本来の手続き手法であれば国会内で採決を取ったうえで承認されれば実行という流れです。この流れはきちんと法律上に記載があり、日本という国家が「法治国家」であるという原則に従えばこれはおかしな進め方です。この点においては十分今後審査されるべき点であり国民の関心が向けられてもおかしくないでしょう

4.おカネから見る国葬

次に、予算面。これに関しては全然問題ないでしょ!って感じているのが私の意見です。ツイートに書いたんですけど、国民を約1億人として予算が16億円なら一人当たり16円です。小学生のお小遣いの何分の一なんだろうって数字です。けれど「私たちの税金がもったいない!」とか「もっと別の場所にお金を充てろー!」とか色々言う人がいます。

ちょっと一旦冷静になってください。まず、16億円というのが1年間の国家予算の何割かというのを考えてみましょう。2022年度の予算案によると、約107兆5964億円だそうです。(日本経済新聞より)
#国って凄い

ってことはですよ。その107兆をこの記事を読んでくださっているあなたのお小遣いと考えると、16億円というのはおよそ0.000016円、パーセントに直すと0.0016%。もうわかりますよね、異常に小さい値なんです。つまり個人で考えれば16億円というのは非常に大きな数字ですが、国民が1億人いる日本国という国においては大した出費ではありません

だって、さっきの例えの続きをすると、あなたが1万円を月のお小遣いとして貰っていたとしたら、あなたの母親があなたの16円分のお金の使い方に茶々入れてくるわけです。「え、あんたうまい棒買うの~、もったいなぁ~」って。はっきりいってダルイっすよね。黙っとけやって感じです。笑

では、ほかの国事行為とかと比べてみてみましょう。例えば選挙。衆院選2021でかかった額はおよそ678億円。今回の国葬の約40倍。はっきり言って雲泥の差です。

これだけ真剣に聞いている人は日本では少ないでしょう

うん、国葬に文句言うならまず選挙行けよって個人的には思います。そんなにお金の使い方に文句があるならほかの行事と比較するかつ、きちんとしたモノサシで測るのが大切かなと。お金の話はこの辺にして、最後は意思の面です。

5.こころから見る国葬

さて、国葬儀というのは国家をあげてその個人を追悼することですから基本的には各種施設で国旗の掲揚等が行われます。

この点において国家の主権である国民の意思を尊重していないとか、「安倍さんが偉い人だったからこれだけ盛大にお別れ会してるんだよというイメージを学生等に植え付けさせかねない」と考える層も一定数いるようで。簡単に言うと、国民の意思を統一しようとしている、国民に特定の意思を強要しているっていう言い分です。ただ、数年前まで義務教育の中で教育を受けていた者として一言。

国旗掲揚されてもみんな気にしてないってw

むしろ「あ、今日レアな日かな~」くらいにしか感じてないし。

たかが国葬程度で国民の意思は統一されないだろ。

そもそも社会の意思疎通が150人程度で限界なホモサピエンスにとって1億人の意思が統一されることなんかないんです。現に、国葬儀反対派からすれば私の意見は敵のような感じになるのですでに分断が起きてます。笑

てなわけで国葬儀を通しても別に意思の疎通は図れません

6.三点をまとめて見てみよう

さて、以上3つの点で議論してみました。私の中では議会政治の正当性、法治国家としての在り方による議論であれば全然してもいいと思うし、これからの議題にしてみても良いと思います。ただ一方で、予算や国民目線で考えればそんなに大した話ではなく、むしろ相当小さい話なのでそんな事に反対している暇があれば時給900円とかのバイト1時間行って1割ほど税金で引っこ抜かれた方がある意味で国民のためになるんじゃないかな~って思っています。

こんな話をすると、ここの解釈が違う!とかこういう主張で俺は言ってるんだ!とか言われそうなんですけど。もちろん皆さんの主張も大方は理解できるけどそんなに考えるべきことなのかなっていう程度の感じです。

7.結局、何が言いたいの?

で、こっから大事で!
先ほどの議論では少し煽り口調で、ひろゆきかぶれみたいな感じで書いてみたんですけど、本質は全然そこではありません。むしろ、もっと大事な問題を議論するべきなんじゃないの~っていうのが私の伝えたいことであり、あのツイートの本旨です。

正確には、そもそもそんなに議論するべきことってあるの~って。こないだ多様性についての議論でも書いたんですけど、世の中そんなに真剣に考えすぎないことって意外と多いと思うし、なんでも議論しようとするのはネット社会の功罪なのかな~って個人的に感じてます。

■多様性について書いた記事はこちら(1つ目は特に深く論じてます)▼

8.小さくまとめて展望見てみる

要は4630万円誤送金問題とか今回の国葬儀とか、日本国という単位でみれば非常に小さい問題についてやいのやいの議論したり叩くのはやめて、もう少し日々の努力とか友達の笑顔を1つでも増やすとかそういう問題にその熱量を向けるべきなんじゃないかな~って思ってます。

これを書いている私はただのイチ大学生でしかないですが、普段ツイートをしている30代、40代等の大人の皆さまは僕とはかけ離れた影響力や経験値、スキルを持っていらっしゃると思います。その能力をほんの1ミリだけでもいい方向に持っていってほしいなって個人的には願っています。

最近若者にお金を割こう!みたいな流れが散見されますが、必ずしも若者にお金を割けばいいわけではありません。場合によっちゃ適切な力を持った大人が適切なやり方で進めた方が結果が出ることだって十二分にあります。なので僕自身も日本オワコンとか言い始める前に、これからも1ミリ多めの努力と1ミリ多めの笑顔を増やしてみよーかなと思います笑

てなわけで、今日は山口県からいつも以上に笑顔で終わりたいと思います^^
では、また明日~!
長濱由成(Yoshinari Nagahama)

9.お知らせ

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