佐々井上人誕生会2024
去る8月30〜31日の二日間、インド中南部マハーラーシュトラ州ナーグプール市に於いて、佐々井秀嶺(印名︰アーリア・ナーガールジュナ・シュウレイ・ササイ)上人の誕生会が開かれました。
《Wiki》 佐々井秀嶺
佐々井上人は御年90歳(インドは数え年のため満八十九)。
カースト制のさらに下、いわゆる「不可触民」と共に暮らし、アンベードカル博士 によって復興した仏教を現実社会の中で実践しておられます。
今回は写真を中心に、インド仏教徒の熱い信仰と歓喜の表情をお伝えしたいと思います。
第一日目のハイライトは、仏教徒の少年拳士による「型」の披露。
80年代後半、カースト差別に対する護身術として、佐々井上人によって推奨・導入された日本の空手道。天竺の夜空に気合いが響く。
第二日目。会場を郊外のマンセルに移し、下町から農村部をパレード。
より身近に民衆と触れ合う佐々井上人。
── インド仏教徒たちに溢れる〝笑顔〟。
それは、数千年に渡るヒンドゥー教のカースト差別から解放された歓びの貌(かんばせ)であり、その表情の下には、無念と屈辱の歴史が深く濃く刻まれています。
彼らにとって佐々井秀嶺師は「泣き笑いを共にしてくれる上人さま」であり、菩薩︰アンベードカル博士とバグワーン・ブッダ(世尊仏/お釈迦様)に引き会わせてくれる「末法燈明の大導師」です。
そしてその歓びは、上人御自身の苦悩と求道に裏打ちされた《ほとけの笑顔》に他ならないのです。