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英語教育を考える(その⑥)

どうも、あさまんがです。

前回の記事にいただいたコメントで、こんなことを聞いていただきました。

「なぜ、そんなに英語に興味を持ったのか?」

確かに、これまで「あさまんがは英語(教育)に興味あります」という前提でこの連載を続けてきましたが、改めてそこを深堀してみようと思います。というわけで、主題は英語教育というよりあさまんがの過去に寄ってます。下手すると随筆というかエッセイみたいなノリです。

それに、学びにとって最も重要な要素のひとつである「興味(≒好奇心)」について考えれば、英語教育にとってプラスになるような発見もできるかもしれませんよね!!

まさに一石二鳥!!!書きながら楽しくなってきました。

それでは、今回もお付き合いください😊

あさまんがの過去

自分語りはキリがないので、大雑把にさらっていきましょう。なるべく言語習得や知的好奇心に関わる内容に焦点を当てています。

①保育園には通わず、5歳の頃に幼稚園へ入園。

→当時ハマっていた「甲虫王者ムシキング」でじゃんけんのルールと平仮名・片仮名を習得しました。

いらすとや ヘラクレスオオカブト

※リンクは「甲虫王者ムシキング」の公式ホームページ、イラストは「いらすとや」さんからのものです。既に稼働は終了していますが、サイトを見ていて当時の記憶が鮮明に思い出されました。ああ。これが「エモい」か。

②小学校では「英語に触れる」授業しか受けず、習い事は水泳とサッカーと書道に通っていた。

→特に言語学習が好きという訳でもなかったです。

③中学校で英語が本格的に始まる。父(かなり頭がよく尊敬しています)に勉強法を聞いて「英和辞典を読め」と言われ流石に引く。

→勿論全部は読んでませんが、「日本語ではこう言うけど、英語ではどうやって言うんだろう」と思って調べたりはしていました。自分ができる表現が増えていくのが楽しかったです。

④高校2年の頃のクラスにデンマークからの留学生が来て、日本語で通じない内容などは英語(お互い非ネイティブ)で表現。これがおそらく一番大きな分岐点です。

言いたいことを英語で考えて英語で話す、というアウトプット(実践)の機会が確保できたということでしょうか。

⑤大学では教育学部の英語コースに所属

→これは過去の記事にも書いていますが、教育学部に進んだのは「学校の先生がどんな理論を根拠にして指導をしているのか気になったから」です。でも英文法の授業は面白いですし、英会話の授業では英語圏出身の先生が質問に丁寧に答えてくださるので楽しめています。

…とまあ、簡単ではありますがこれがあさまんがの言語学習に関する経歴です。

ここから導き出せることをもとに、お話を進めていきます。

なんだかんだで「興味を持つ」と強い

…そりゃそうよ。という見出しですが、学ぶことのモチベーションはほとんど興味だと思うんですよね。

では、あなたが好きな食べ物を思い浮かべてください。その食べ物が好きな理由は何ですか?色々あるでしょうが、一般化すると「好みに合っているから」ですよね。

次に、あなたが好きな場所を思い浮かべてください。その場所が好きな理由は個人差こそあれど、「自分がそこに居たいと思うから」ではないでしょうか。

学ぶことについても似たようなことが言えます。その分野を学びたいのは、平たく言うと「その分野について知りたいから」です。

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僕の場合であれば、「いつも自分が使う表現は、英語だとどんな感じなのか知りたい」だとか、「自分の英語がどれくらい通じるのか知りたいから」みたいな感じです。

※「点数が低いのをどうにかしたいから学ぶ」のは興味じゃない!!と思うかもしれませんが、「低い点数を改善してどうしたいか」が分からない限りなんとも言えないので割愛します。

なんだこれ!知らなかった!面白い!!など、自分がやりたいことが満たされる感覚は何かを続ける時には必要不可欠です(完全に持論)

あのソクラテスも、ニュートンも、アインシュタインも、「知る」ことへの欲求には勝てなかったわけですから。その成果というか、結果として残ったものが、僕たちが現在「学問」と呼ぶものではないでしょうか。

言語同士での比較が楽しい

話を戻して、あさまんが個人のことをまた書きます。

よくあることなのですが、英単語と多言語(ほとんどヨーロッパの言語)との比較が割と楽しいのです。

例えば、「3色」を意味する「トリコロール」という言葉。これはフランス語の言葉で、"Tricolore"と綴ります。…あれ?

そもそも「トリ(=tri)」という言葉に「3」とか「3つの」という意味合いがあるので、それに"colore"という単語をくっつけただけなのかな?

となると、英語で「色」を意味する"color"とフランス語の"colore"は対応しているってことか!(フランス語と英語は近しい言語といわれているので当然と言えば当然)

こんな感じで、主にラテン系やゲルマン系の言語を比べると、単語の綴りや意味が近いことに気付くことが多いです。中学生くらいの頃からこれが楽しく感じ、英語と似たスペルの単語を見るとすぐに頭の中で推測したくなります。笑

これが、「ヨーロッパの人が英語を学習すると習得スピードが速い」とよくいわれている理由なんだと思います。普段使う言葉と似ているものを発見できると、なんだか面白く、感動に近いものさえ覚えますから。

なので、2年生からは大学の講義と並行して古英語とかも勉強してみるのも手かな~と考えています。

これを教育に落とし込むまでがワンセット

では、どうやってそういう感動を教育に落とし込むのか。

なかなか難しい作業になると思います。データに依らない個人の主観や経験に、再現性を持たせるわけですから…

あまりそこまで考えが及ばないあたり、まだ現場での経験が足りない自覚はあります。英語を好きになったり、楽しむことを強いるようなことはしたくないことは確かです。

英語が嫌いなら嫌いで、英語に対する付き合い方・戦略を身に付ければいいと思います。

英語が好きなら、それをどう学習に結び付けるか。

そういった、自分の興味・やりたいこと(やりたくないこと)に基づいた判断ができる場を提供するのが現状では一番やりたいことかな、と考えています。

あとがき

最後は少し話が逸れましたが、結構なボリュームの記事になりました。今回書いたことは、

1.あさまんがの過去を見る

2.「興味を持って」学ぶことの強さ

3.言語同士の比較が楽しい、ということ

4.その楽しさを教育に落とし込みたい

この4つです。

書いていて様々なことを考えるきっかけになりましたし、「好き」というフワッとした主観を言語化するのは、大変なのと同時に楽しかったです。

将来何がやりたいのかまだまだ定まりませんが、ゆっくり考えていこうかと思います。

それでは、今回はこれくらいで終わりにします!

読んでいただきありがとうございました!!次回もお楽しみに!

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