見出し画像

なぜ確定申告を青色申告にしないの?

2年前に起業をした時に確定申告の種別をどうするかを考えた時に私は有無を言わさず青色申告申請をしました。

しかし周りを見るとあまり青色申告をしてる人が少なかったんです。

そこで、なぜ青色申告をしないのか聞くと、ほとんどの人が口を揃えて言ってたのが「複式簿記の帳簿をつけるのが面倒くさい」という内容でした。
簿記の知識があれば手書き記帳でもなんら問題のない複式簿記ですが、現在のデジタル社会においては、知識がなくても日々の使途を記帳すれば複式簿記の帳簿が作れるクラウドサービス(MFクラウドやfreeeなど)が多くあります。

かくいう私も開業時から「freee会計」を使用しており、こちらで日々の使途を記録するだけで複式簿記の帳簿が作成され青色申告の要件を満たすことができます。

青色申告は事業者にとって様々なメリットがあります。
1.確定申告時に55万円の青色申告控除が受けれる(白色申告は10万円の控除)
2.専従者給与を経費化できます
3.損失の繰越が3年間できる
4.一括貸倒引当金の計上ができる

さらに、平成30年度税制改正により2020年分の確定申告から青色申告特別控除がこれまでの65万円から55万円に引き下げが行われ、基礎控除が38万円から48万円に引き上げが行われました。
さらにe-Taxによる電子申告もしくは電子帳票保存を行うと55万円に引き下げられた青色申告特別控除がくが65万円になるというメリットがあります。

ぜひ、全国各地の商工会・商工会議所・民主商工会の皆様においてはこれらの事をしっかりと伝えて頂き、1社でも多くこのコロナ禍を乗り越える手助けをして頂きたいと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?