8/31 豊さと第一次産業

ここ半年ほど仕事でご一緒している農家さんから
仕事でお会いするたびに野菜をいただく。
今日はなす、白茄子、トマト、ししとう、にら・・・
全部自分一人では食べきれないので、会社の人に配ったりするのだが
どれもとても美味しい。何より新鮮なのがいい。美味しいのだ。
ちなみに今日の夕ご飯は
▼白なすの焼きナス ▼枝豆 ▼ししとうとウインナーのペペロンチーノ。
ほぼもらった野菜だ。

新潟県は第一次産業が盛んな地域だ。
全国トップの生産量を誇る米をはじめ、枝豆や茄子などなど農業がとても盛んだ。

お世話になっている農家は米農家だが、ハウスで野菜を育てている。
米の価格が低くなっている昨今、ハウスなども活用しないと
とてもじゃないけどやっていけないそうである。

私の実家には畑があった。
おじいちゃんが野菜を育てていて、夏には自分の家の野菜でカレーができるくらいは
たくさん実っていた。
ねぎと玉ねぎはオールシーズンあったし、夏のきゅうりはいつも消費するのに母がヒーヒー言っていた。
だから、社会人になってから野菜を買うようになって、野菜って実はこんなにも高かったんだと思ったことをよく覚えている。

だけど、最近農家を間近でみていると、あらため思う。
野菜やお米を育てるということは、本当に大変なことだ。
天候には左右されるし、手間も時間もかかる。出荷も連日だ。
米の水管理なんかは、見回りも含めて本当に大変だ。

だからこそありがたみを感じる。値段も高くて然るべきだ。
(産地で買うと、正直高いとは感じない。安くて心配になる)

私は第一次産業はとても大事なものだと思う。
なぜなら、食べることは生きることだ。
私たちの食の最も身近にあるもので、なくなったら困るからだ。
だけど、就業人口が減っていたり、所得が上がらなかったりと
なかなか苦しい状況にある。

この構造はどうしてなのだろうか。
私は農業が単純労働だとか、誰でもできるものだとも思わない。
林業や漁業の人たちとは接したことがないけれど
多分関わったら同じ感想を持つのではないかと思う。

新潟はとても豊かな地だと思う。
山も海も川もある。第一次産業だけでなく、もの作りなどの製造業も盛んだけど
私はやっぱりこんなにも美味しいものがたくさんあることが
美味しいものを生産できる県であることが素敵なことだと思う。

現状としていいことばかりではないのだけど、
私はこの魅力をもっと伝えたいと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?