長月、敗れたり!!─日記
モテない長月とまと。人生3回目の告白、失敗。
心の整理ができて、もう思い出しても「グハッ」とはならないので全貌をここに書き残します。
日記 2022/3/16(水)
Tさん のことを好きになったのは中二の夏ぐらいかな? 2人でTさんと話してるときに、下から可愛い笑顔で目が合ってズキュンし意識し始め、廊下で何回か軽く話すようになって好きになりました。
Tさんとは小学生のときは面識が無く、中学校で同じ部活になってから仲良くなった感じです。中一のときは結構仲良かった自信ある! ちなみに、まだ異性という意識はあまり無いです。
だがしかし。中二でクラス替え。クラス違う&異性ということで全然話す機会が無かった。しかも自粛期間とかいう長期休暇のせいで全く話してない。連絡も取ってなかった。
更に、自粛が終わったあと僕は部活をやめました。ここで、もうTさんとは接点ZERO。オワタ。
そして部活やめた数日後にTさんのことが好きになります。頭沸いてますね僕。
接点ZERO、とはいっても僕はTさんのことが好きなんですよ!
異性の友達が少ない僕にとって、Tさんと仲良くなったのはもう「運命」だと思ってました。
「仲良くなった」という実績を自信に、モテない長月は頑張りました。
なるべく会ったら話すようにしたり、たまにLINEしたりして。勇気を出して1回だけ電話したりもしました。YouTubeとかで恋愛テクニックを身につけたりもして。
まあ、手応えは今ひとつでしたが……。
でも俺は頑張った!!
手応えがないまま。接点ZEROのまま。
卒業式の次の日。……ついに告白の時が来ました。予定なら、卒業式当日に電話で告白でしたが、チキンな僕はマックで友達が見守る中のLINEでの告白でした。
ああ。チキン野郎が……。
そしてあっけなく断られました。Tさんには好きな人がいると。そいつはイケメンで……。しかもそいつ結構俺と仲良くて……。複雑。
まあ……傍にいる人が俺じゃなくても、幸せになってくれよお。
結果について、正直玉砕覚悟だったんですよ。OKされるとは1ミリも思って無かったんですが。いや、0.1ミリぐらいは期待しちゃってたせいで……自分の気づかない所で酷く傷付いてました。1番厄介なんだよ。
しかも、僕はいじられキャラ。友達が見守る中の告白。振られた。
そう……友達からのいじりが凄い! ふざけんな! そのせいでさらに深く抉られたわ!
でも結構開き直りが早かったんですよ。
振られた次の日、友達から深く抉られたその後。家の近くの河川敷で歩きながらじっくり考えました。
諦めるか。諦めないか。このモヤモヤした気持ちをどうすればいいか。これからどういう気持ちで生活するか。
告白して振られたら諦めようと予定では思ってました。ズルズル引きずるのも嫌だし。でも、僕って「諦める」っていうの大嫌いで……。ここが僕のモヤモヤした気持ちの原因だったんですよ。
諦める予定だった。だけど諦めたくない。でも引きずるのだけはごめんだと。でも諦めたくない。
ここで結構考えましたね。肌寒い中、河川敷の暗い道を歩きながら独り言を言ってました。
「諦めていいのか?」
「どうしても諦めることができない」
「俺の人生に諦めるがあってはダメだ」
「でも、もう告白したんだ。振られたんだ。呪縛から解放されたんだ。蹴りをつけたんだ」
この独り言でようやく俺の気持ちが晴れ晴れしました。
Tさんとの恋愛は 終わった のだと。
「諦める」ではない。
「終わった」のだと。
こうやって僕はモヤモヤした気持ちを無くすことができました。
そして「終わった」のならば、これからどうするのか。
Tさんとの恋愛をまた再スタートするか。
新しい恋との出会いを待つか。
僕は新しい恋との出会いを待つことにしました。
決心して、前へ振り返り、コンビニへ向かいました。ななチキ食いました。めっちゃ美味かった。
おわり
「振られた次の日に開き直るのは早すぎや!」
というのは分かります。でも、マジで河川敷で1時間ほど歩きながら考えたのは大きな出来事だったのよ! ななチキがさらに前向きにしてくれたのよ!
そえば、第1志望の公立高校合格しました。いやっほい! その合格が分かった当日での告白でして……いや〜その調子で成功したら良かったんだけど。
ちなみに。第1志望高校の志望理由って、中一の頃にTさんがその高校行くって言ってたからなんですよ。勉強頑張れたのもそのおかげみたいなもんで。中一の俺を考えると、合格できたのマジで奇跡ですよ。奇跡。
でも、Tさんは俺が知らない間にめっちゃ頭良くなってて、遠く離れた頭の良い高校を、俺の知らない間に合格してました。
なにからなにまで虚しいぞ! 長月!!
気持ち切り替えて、次の恋に期待します。高校ではある程度女子との関わりを持つようにしようと思います。
モテない長月の物語、高校編へ続く。
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