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2020豆の木賞:ようやく自由になれた気がする

「豆の木」は、
私が所属している俳句同人誌。
超結社句会でもあります。

が、普段はほとんど幽霊部員の状態(^^;
年一回の同人誌での作品発表
と豆の木賞への参加が
私の場合はメイン。

さて、毎年一回、参加者の互選で
決まる豆の木賞。
応募作品は一人につき20句。
かなりのブランクの後に戻ってきた豆の木。
その後10年近く応募して…
残念なことにいまだに受賞ならず(^_^;)

ただ、今年は「一句賞」
(一番点数が高い句)が
5名いて、その中の一人に入ることができました☆

一句賞は、以前にも一度いただきました
(その時は単独)。
多分四年前だったかな。
その時の句が句集『柔き棘』に掲載の

 無患子を拾ふきらひな子のきれい 明子

そして、今年は下記の句。

 一日は鯨へ太陽落ちること 明子

鯨の句は信頼する人が
20句を見るや
「これ、すごくいい!」と
言ってくれた句。
嬉しかったけど、振り返ると
その人の目もすごいなあと
今更ながら驚いています。

正直、豆の木賞はとれる気がしません。
とにかくわからないんです、
いろいろな句があって。
でもだからこそ、ブレスト的に取り組める良さもあり。

これまではブレスト的な取り組みは
自由すぎて、なんか足のつかないプールに
いるようで、すごい怖かった私。
それが今回は(大げさではなく)
なんだか気持ちが自然と変わってて
「初めて言いたいように我儘に」
作品群を作れました。

そして、自分が好きな作家さんたちが
賞の対象として選んでくださったので、嬉しいです。誰が選んでくれたか。それはやはり大事だし、自信にも繋がりますね。

賞だから、ほんとは取れたら素敵ですよね(^_^;) なかなかキビシイですが。

でも、そこから一度離れて
応募という取り組みをみてみると
「それだけじゃない面白さ、自由」
がこんなにあったんだ!
ようやくそう思えるように少しなれました。

結社の仲間たちの後には続けなかったけど、
これまでとはまた違う言い方(表現)が
これからできる気がする。
そんな手応えを得ることができた
(気が勝手にしている。錯覚かもしれんけど(^^;)
今年の豆の木賞。師走の予感。

さて、ここから何が見えてくるか。
私も楽しみです☆


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