異界への招待状:俳句誌『LOTUS』第51号
クラクラするほどの痛いほどの今夏の太陽。
八月になって、通りは急にふっと音の存在を忘れたかのように静かになる瞬間が。そんなある日、届いた一冊。
文章はこれから読むところだが、俳句作品が面白い。
ぽっかりと落ちてきた言葉たちが白昼夢のように私の心を揺らす。
【特別作品】2作より一句ずつ。
遠泳の
潮粘りだす
鳥影 奥山人
一行ずつアタマ落としで書かれた言葉が三行に分かれて、ページの中で複数のワルツを踊っている。ステンドグラスのようにも見える。
「三」という言葉が