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酔っ払い幼馴染み

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#お酒

【小説】その2

【小説】その2

 立香が出ていくのを見て俺はため息をついた。彼女は人と狭く浅く付き合うタイプだ。ましてや誰かと付き合うなんて一切興味がないらしい。交友関係が長続きしているのを見たことがないし、ひとりで黙々と過ごしていることが昔から多かった。
 3週間ぶりに見た彼女の顔はひどいものだった。やつれて目の下には隈を作って、夕暮れのような色の髪はパサパサで、明らかに睡眠不足だった。
 立香は料理が得意ではない。その上食べ

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【小説】その1

【小説】その1

夜10時半。私は自分の家の鍵を扉に差し込んで、鍵が開いてることに気がついた。また来てるのか…、わたしは少し躊躇ってから扉を開ける。
「ただいまー…」
「おかえりぃ〜」
 奥のリビングからてとてと歩いてきた幼馴染、オベロンという名の酔っぱらいが一升瓶を抱えて歩いてくる。異常にアルコール臭い。
「ねぇ〜帰ってくるのおそい…」
「来てるなら一言メッセージくれれば助かるのになぁ…鍵開いてるといつもびっくり

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