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高度異形成(子宮頸がん前がん病変)になりました⑤

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仕事のスケジュールも加味して検査結果の日を4月30日に決めましたが、このお腹の痛みからくる不安が大きかったため、会社と相談して検査結果が出る最短の日4月26日に予約日を変更しました。

お腹の痛みがなくなるとともに、メンタルが回復し、不安感も消え、いつも通り能天気な私に戻りました。
最悪の場合はがんだけど、がん保険入ってるし、すぐには死なないし、大丈夫!
と。

それから仕事も変わらず順調な日々を過ごしていましたが、結果の2日前くらいからまた不安が襲ってきました。
考えても仕方ないと思いつつ拭えない不安と闘い、4月26日を迎えました。

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2021年4月26日、子宮頸がん前がん病変高度異形成(CIN3)と診断されました。
先生から、私には2パターンの手術があると説明を受けました。

一つは、子宮頸部レーザー蒸散術、もう一つは子宮頸部円錐切除術。
レーザー蒸散術は外来で日帰りでできるけど、病変部を焼いてしまうので病理検査に出せないためがん化しているかどうかわからない、全て取り切れているかわからない、高度異形成の場合は再発率が円錐切除術より高いとのこと。
円錐切除は2泊3日の入院で手術し、切除した部分を病理検査に出してがん化しているかどうかを調べられる、病変部を全て取り切れたら再発の可能性が下がるということ。

私の場合高度異形成ができている場所が悪く、奥まで病変が進んでいる可能性もあるので、円錐切除術を勧めるが、子供を望むかどうかも含めて考えて決めて欲しい、と言ってくださいました。
それから次の予約日を決めて、その時に方針を話しましょうとなり、すぐに答えを出せるか自信がなく、会社との相談も必要と考え5月7日に予約を取りました。

自分なりに色々調べていたので高度異形成だった場合、円錐切除術で手術をする事は心に決めていたし、特に子供も望んでいないので、がんの場合は子宮全摘も覚悟していたつもりでした。
しかし、思っていたよりメンタルへのダメージが強く、担当の先生とまともに話したのがこの日が初めてで、この先生に手術をしてもらう覚悟もできず、色々な迷いが出てきて自分だけじゃ決められないかもしれない、と弱気になりました。

それでもこの日にやらなければならない事があると思い、手術、入院にいくらかかるのかなど病院で聞き、がん保険の請求に必要な書類を自宅に忘れたので、それを取りに戻る間に何を優先すべきかを信頼できる方々に相談しました。

そしてその短時間の中で導き出した答えは、とにかく病変を早くに取る事でした。

それから忘れた書類を自宅から持って病院に戻り、がん保険に必要な書類を請求し(7700円)、聞き忘れた手術の最短のスケジュールを確認し、会社に向かいました。

私が入っているがん保険は、たまたま高度異形成(CIN3)でも下りる保険でした。

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この日は病院の後打合せが続き、泣きたい気持ちを抑えながら仕事に追われました。それでも打合せの合間に今後の私の予定が相談でき、最短で手術をしたい意向を汲んでくれたので、5月7日の予約を前倒し、4月30日に変更してもらいました。

それからもなかなか自分と自分の病気と向き合う時間が取れず、ストレスから熱を出してしまい、人と会う仕事は全て交代してもらうことに。

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