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部署の異動による扱う仕事内容の変化と自分で取り組んだこと

転職と異動による業界チェンジ。
パチンコパチスロの映像制作から広告関連/PRの仕事にするために取り組んだことを紹介いたします。

はじめまして。EPG (エンターテインメントプロジェクトグループ) の中田です。
2020年4月1日に大阪部署から東京のEPGに異動したことによる仕事内容の変化とそれに伴う自分自身の取り組みを紹介いたします。


遊技機映像制作から広告関連/PRの映像制作へ

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異動による一番の変化は別の業界の映像を制作することになったことです。大阪部署では前職の経験もあり遊技機(パチンコ・パチスロ)の映像制作が主な仕事内容でした。
遊技機の映像制作では「派手さ」「鮮やかさ」「射幸心を煽る間」等々が映像制作において求められてきました。
しかし、広告関連/PR用の映像は「スマートさ(シンプル)」「説明力」「コンテンツに応じた柔軟な表現」「訴求力」が求められます。同じ映像制作ではありますが180度に近い感覚の変化が必要になります。
現在の部署では、今までの常識と経験を活かすことは大前提にまったく違う角度の表現力を身に着ける努力が必要になりました。


変化に対応するために取り組んだアプローチ

①WEBサイトを好みにとらわれずに数多く見る

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「おしゃれなWEBサイト」と検索してまとめ記事からピックアップされたサイトをすべて見ました。またハイブランドや誰でも知る有名企業のWEBサイトを検索して見に行きました。
そのうえでWEBサイトに実装されている動画コンテンツを視聴しました。
今まで何となく見ていたWEBサイトを深く観察することで広告関連/PRの仕事に求められる要素を学ぶためです。
数多くのWEBサイトを見ることでWEBサイトとは企業イメージ、扱う商品、ターゲットによって縦横無尽に変化するデザインで非常に奥が深く難解なものだと理解しました。
その多種多様で複雑なWEBサイトの情報を視覚と聴覚を介してわかりやすく伝え訴求するのがWEBコンテンツに求められる広告関連/PRの動画だと理解しました。


②モーショングラフィックス・CMを山のように視聴し研究する

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YouTube等の動画視聴サービスを利用し企業紹介動画に使われるモーショングラフィックスを視聴しました。
株式会社キーエンスの企業紹介動画はシンプルでわかりやすく、取り扱う事情に適した柔軟な映像表現がされており多くの学びがあります。
一つひとつの表現が丁寧で初見でも伝えたいことがわかる動画となっております。様々な企業動画を中心に視聴、研究し必要なスキルを吸収しております。
CMはAbema TVのチャンネルにひたすらCMを流しているチャンネルがあるのでそちらを利用してひたすらCMを視聴します。
15~60秒のCMで自分が注目した点、惹きつけられた点を分析しています。
どこに視線を誘導したいのか、一番伝えたい要素は何なのか、起用されている演者は視聴者にどんなイメージを与えるのか、などなど事細かに分析します。
ゲームから化粧品まで数多くのCMを視聴し研究することで脳に表現力をストックすることが出来ます。
ストックされた表現は映像表現の幅につながり提案力が向上します。


③自分の気持ちのいいと感じたモーションを実際に作ってみる

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WEBサイト研究やモーショングラフィックス・CM研究の中で自分が気になった気持ちのいい動きはadobe After Effectsを使用して見様見真似で作成します。
自分で動きを再現することで「なぜ気持ちがいいのか?」「どう作ればいいのか?」が理解することが出来ます。
視覚的にインプットし手を動かしてアプトプットする。これが一番スキルアップに繋がります。
見て学んだままでは忘れてしまうのでピックアップした映像は自己再現することが一番の学びになります。
日々隙間時間に気になる表現をストックし、余剰時間を利用し自分で作る。
これは映像制作に限らずクリエイターのスキルアップには必要な取り組みだと考えます。


最後に

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私は様々な理由による異動ですが、結果として日々新しい業務にチャレンジすることが出来ており充実しております。仕事は慣れるとマンネリ化してしまいどうしても飽きが発生します。
しかし、飽きを防ぐ努力は誰にでも可能です。私の場合は映像制作という仕事内容は変えず業界を変えることで刺激的で学びの多い環境を手に入れております。
貪欲に慣れない表現を研究し自分で作ることでクリエイターとして仕事を楽しんでおります。
仕事がすこし物足りないと感じた人は私のように別業界の表現を積極的に学び自分で表現してみることをおすすめいたします。
新しいものを作る喜びや楽しさを思い出し自分の仕事に還元することが出来ます。


ご覧いただき誠にありがとうございました。

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