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新しい仕事を創造します

2021年1月から「電話のお話し相手サービス『なでしcall』を始めました。今日は私の志(こころざし)のお話しをしたいと思います。

私は「生きる力」を育むことをしたい、そして、「生きる力」を授ける人、「現代のやまとなでしこ」を増やしたい、そう思っています。

それの一環として、この「なでしcall」を創造することを決意しました。

私は今まで仕事をしてきた中で、「心が優しく繊細で」「思いやりにあふれていて」「共感能力が高い」人たちが大好きな職場を立ち去るのをたくさん見てきました。

今の社会では「はっきりものが言える人」や「成績など目に見える形で結果を残せる人」が評価されて発言権があります。

「心が優しく繊細で」「思いやりにあふれていて」「共感能力が高い」人は強く言える人(評価されている人)の意見が理不尽な場合、苦しくなって、立ち去ってしまいます。

心が優しく繊細な人ばかりが大好きな仕事が続けられない社会ってなんなんだろう?

心の優しさ、繊細さ、共感能力の高さも素晴らしい才能で、それを認めあう社会になったらいいなぁ、と漠然と思っていました。

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その一方で、私は心のことを学び、現代やまとなでしこ塾を立ち上げ、講師・心理カウンセラーとなって丸4年がたちました。

4年で2500件のカウンセリングを通して感じていることは、今の世の中、「カウンセリング」への抵抗感がとても強いということ。

「カウンセリングに行く、と言ったら、家族に泣いて止められたけど、来ました。」と言われたこともあります。

カウンセリングでは必ず「傾聴」を行います。来談者は心の中にある想いを掃き出し、それを相手に受け止めてもらうことで、まず、安心します。

人は話すことで、考えがまとまったり、新たな気づきを得たりするものなので、話すことはとても重要です。

そこで、私は考えました。

心がしんどい人は世の中に確実にいる。そういう方はひとりでがんばってしまうか、もう限界、となったときに「心療内科」か「精神科」に行く。

そこまでに到達する前に、お話し相手になるだけでも、心の負担がきっと減るな、と。

「お話し相手サービス」でお話しを共感的に聞いてもらうだけでも、気持ちが楽になって、本当の気持ちに気づける方もきっといらっしゃるだろうし、いつかやりたいな、と思っていました。

落ち込み

今から約1年前、私のエアラインスクールの大切な卒業生さんが、あれほどなりたくてなった大手日系企業の客室乗務員のお仕事を1年足らずで辞めてしまうという出来事があったのです。

その方はある先輩に強く執拗に価値観を押し付けられて、自律神経の調子を失い、続けることができなくなってしまったそうです。

この方も心が優しくて、思いやりがあって、共感能力の高い方でした。

その方は退職したことを涙ながらに伝えてくださりながら、「この辛さを必ず誰かの役に立てるように変えて行きたいのです。ゆみこ先生のように誰かの心を明るくするお仕事がしたいです。」と言ってくださいました。

本当にお辛い時期だったかと思いますが、それでも、まだ出会っていない誰かのために貢献したい、と思うその美しい心に感動しました。

そこで、常々考えていた「お話し相手サービス」は心の優しさ、共感能力の高さが活かせるお仕事だ!と思いつきました。しかも、心の仕組みを学んでいれば、ただのお話し相手だけではなく、きちんと心の整え方も知った上でお話しを伺えると思いました。

お話しをじっと聴くこと、相手をジャッジメントせずにすべてを受け入れること、相手の感情を優しく受けとめること繊細な心の動きも敏感に感じ取れること。

これが何の苦も無く、むしろそれをやりたいです!という人がいらっしゃいます。私自身もその歓びでカウンセリングをしているので、よくわかります。

その卒業生さんにそのお話しをしたら、「やりたい」、と言ってくださったので、そのサービスを始める準備に入ることを決断しました。

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実際にサービスを始めるにあたり、どんな働き方にするかを考え始めました。私のこの想いに共感してくださる大切な方々の顔を思い浮かべた時、その方々が働きやすく、安心で安全な職場環境を提供したい、と心から思いました。その結果、これを決めました。

◆その人の性質や人生経験が強みとなる仕事(繊細さ、大変な経験、加齢ほど価値があがる)

◆働きたい時間・場所を自由に決められる多様な働き方(いつでも、どこでも、何時間でも)

◆性別・年齢・容姿で判断する世界とは一線を画す(声のみのサービス)

◆身の安全を100%確保する(体の接触はもとより、個人情報は一切オープンにする必要はなし)

これが実現できるのが「なでしcall」のお仕事です!!

そして、現在は私の理念に共感し、私がお伝えする「やまとごころ講座」で心の仕組みを学び、カウンセリングをできるスキルを持つ方々に「なでしcall」のメンバーになっていただきました。

私一人で2021年1月に始めたこのサービスですが、4月末にはメンバーが5名増え、5月末にはメンバーは私を入れて7名になる予定です。

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ここに来るまでに、私にはたくさんの恩師・メンターがいます。どの方も私を導いてくださったこと、心から感謝しています。

その中でも特に感謝をお伝えしたい3名をご紹介します。

何も知らないところから、心理学をわかりやすく教えてくださった日本メンタルヘルス協会の衛藤信之(えとうのぶゆき)先生。

日本経営学である「商人道」を通して人としての在り方、信念の貫き方を教えてくださった中野健一先生。

愛は概念ではなく、実体であること、体感が取れることを教えてくださり、私の心の傷を癒してくださったヒーリングカウンセラーの山田眞佑里さん。

本当にありがとうございました。この場をお借りして、感謝申し上げます。まだまだこれからも学ばせていただきたいと思っております。

そして、私が信念を持って体現していくことがご恩返しにつながると信じています。

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現在、まだこのサービスを知っている方は少ないので、予約が取れないほどの人気!というわけではありません。

ただ、私は「なでしcall」の「なでしca(なでしか)さん(女性メンバー)」や「なでしco(なでしこ)さん(男性メンバー)」の在り方のすばらしさを知っています。

全員が「誰かの心に寄り添いたい」「お力になれたら嬉しい」と考えていますので、ぜひ、一人でも多くの方に出会っていただきたいな、と思っています。

そのために、「なでしcall」をひとつの新しい職業にして、この想いに共感してくださる「なでしcaさん」や「なでしcoさん」をどんどん増やして、たくさんの人に出会っていただき、人々が心をどんどん癒し、社会全体が元気になっていってくれたら嬉しいです❣

どうか、応援していてください!長文を読んでくださり、ありがとうございました。



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