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2020年取得資格を振り返る

1 はじめに

令和2年に入っていくつか資格試験を受けてきたが、おそらく今年最後となる情報セキュリティマネジメント試験が終わった(所感は下記参照)。

そこで、今回は今年合格した試験を振り返ることにより、この1年で、どの程度技能が身についたか見ていきたい。

2 ITパスポート試験(2月受験)

元年度下半期の業務目標で「業務関連資格の取得を通じて技能の向上を図る」みたいなことを言っておいて結局まだ取っていなかった中、CBT試験なので申し込んだ週末に受験、というのも可能だった上に当時受けていた研修でテクノロジ系の分野を一通り学んだあとだったので受けることにした。

取得者には東京で実施される情報セキュリティの講習受講資格が与えられ、1ヶ月間合法的に遊べる。2年目の隊員でも行った実績があるので申し込みの意思表示をするも、人事の段階でOJTが未了なのを理由に差し止められた。どうせ形式だけのOJTなのに。なおこの元弊社人事とは退職後もなお揉めることになった。

成り行きで取った資格だが、元の学歴経歴に関わらず職種指定をされる状況から、IパスレベルでもICTの大先生扱いをされた上にその後のセキュマネ取得への足がかりになったので受けてよかったと思う。

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ただし、免状が賞状型なのがちょっと収集欲には響かない。届いた合格証書を見た当時の上司からは「こんなの(賞状型)ならいらないなあ」と言われてしまい、デスヨネーと返すほかなかった。

3 危険物取扱者乙種3,5類(8月受験)

甲種を取りたいなあと思うも、関連職歴も学歴もないので、乙種4種類に合格し、受験要件を満たすため高校生の時に取った4類(引火性液体。ガソリン等)を基礎として科目免除で受験。実はこの前に1類(酸化性個体)を1問差で落としている。科目免除を使ってこのザマなのでちょっと恥ずかしかった。リベンジを期して3類(自然発火・禁水性物質)と5類(自己反応性物質)を同時受験したが、前日寝落ちし当日朝になんとか頭に叩き込んで受けたので得点率6割、7割の低空飛行で合格。

正直いちばん使用頻度が高いであろう4類も今まで使ったことがない上に、甲種を受ける際には全科目全種別を勉強し直す必要があるのでこれ以降の取得はなかなか進んでいない。

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4 短大卒程度の公務員採用試験

来年度以降、大卒程度の試験を受けようと思い、まずは雰囲気だけでもと受けてみたが、なぜか受かっていた。受験対策と言ってもテキストを流し読みしていたくらいなのだが、最終学歴高卒の身で専門卒や大卒者と競り合い、なんとか最終合格にまでこぎつけられたので、これからは短大卒を名乗っていきたい(名乗れない)。

5 工事担任者DD第3種(11月受験)

詳細は下記参照。

これから先、使う状況がなかなか想像できない資格だが、資格者証がホログラム付きでかっこいいので許す。あと既有資格を説明する時に「インターネット回線の工事を監督できる」と言えばちょっとかっこいい。

上位資格を取れば科目免除の活用で電気通信主任技術者、そして第1級陸上無線技術士といった通信分野の最高峰資格も視野に入ってくるので、これから先、上位資格を取ろうか割と悩むところ。

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(資格者証は申請中。)

6 情報セキュリティマネジメント試験(12月受験)

詳細は下記参照。

情報システムの利用部門にあって、情報セキュリティリーダとして、部門の業務遂行に必要な情報セキュリティ対策や組織が定めた情報セキュリティ諸規程(情報セキュリティポリシを含む組織内諸規程)の目的・内容を適切に理解し、情報及び情報システムを安全に活用するために、情報セキュリティが確保された状況を実現し、維持・改善する者

どういった資格かというと、上記の通りらしい(受けてから知った)。要は職場で情報セキュリティの大先生になれますよといった感じらしいので異動時に有利に運べばいいのだが、まあそんなこともないので実用性は微妙なところ。業務独占資格ではないので仕方ないが。

いずれは上位の応用情報技術者と情報処理安全確保支援士も狙っていきたい。

7 まとめ

職業人が共通に備えておくべき情報技術に関する基礎的な知識を持った。
◯自然発火・禁水性物質と自己反応性物質を取り扱えるようになった。
◯次の職が決まった。
◯インターネットの回線工事の施工と監督ができるようになった。
◯お近くの情報セキュリティの大先生になった。

ところで、全国工業高等学校長協会ではジュニアマイスター顕彰制度という、工業高校生徒を対象に、技術系資格等を点数化し、取得点数によって生徒を表彰するという制度がある。受ける資格を探すべくWikipediaを漁っていたところ見つけたのだが、本制度の区分表を参考に計算したところ、

ITパスポート試験 B(12点)
危険物取扱者免状乙種3,5類 E(各2点、計4点)
同第4類 D(4点)
工事担任者DD第3種 C(7点)
情報セキュリティマネジメント試験 B(12点)

計 39点

となり、「ジュニアマイスターシルバー」の称号に該当するらしい。まあ高校生向けの制度なので社会人が基準を満たしたからといって何にもならないのだが、私のように根っからの文系の人間にとっては、いっぱしの工業高校の生徒より多くの資格を取れたということで、この点数制度は一種のメルクマールとして使えるのではなかろうか。

とりあえず、つつがなく話が進めば、来年は新人職員になる(はず)なので、令和3年はFPや行政書士等、実務に結びつきそうな資格に挑戦していきたいと思う。

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