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ISO9001と経営:開かれた企業への拒絶(コンビニ店主は都合の良い外注先か)

■コンビニ店主は利害関係者ではないのだろうか

ISO9001:2015には、下記の様な要求事項がある。

4.2 利害関係者のニーズ及び期待の理解
次の事項は,顧客要求事項及び適用される法令・規制要求事項を満たした製品及びサービスを一貫して提供する組織の能力に影響又は潜在的影響を与えるため,組織は,これらを明確にしなければならない。

a) 品質マネジメントシステムに密接に関連する利害関係者
b) 品質マネジメントシステムに密接に関連するそれらの利害関係者の要求事項

組織は,これらの利害関係者及びその関連する要求事項に関する情報を監視し,レビューしなければならない。

当然ながら、すべての利害関係者の要求を満たせとは書いていない。しかし、何を望んでるかはモニターしなさいと書いてある。その上で、対応できないのであればそれもやむ無しと言うことであろう。

しかし、下記の様な記事を見ると、どう考えているのだろうと不思議になる。

○コンビニ店主の団交権認めず、セブンに続きファミマ店主も敗訴 東京地裁
2023年05月25日

大手コンビニ「ファミリーマート」の店主らが団体交渉を求めていた訴訟の判決が5月25日、東京地裁であった。伊藤由紀子裁判長は、コンビニ店主は労働組合法上の労働者とは認められないとして、店主らの請求を棄却した。

https://www.bengo4.com/c_5/n_16045/

■開かれた企業

今日、企業競争力は些細なことから失われてしまう傾向がある。それは、組織の中からだけ外を見ていると、自分自身は見えないからだ。経営者は身近に「イエスマン」だけの配置をすることは禁忌だと思ってる。なぜならば、イエスマンはイエスとしか言わない。それは手鏡で自分の顔を覗いているようなものだ。背中を見ることはできない。

労働組合は長い間、組織と敵対する存在だと言われていたがそれも変わりつつある。
たしかに、コンビニ店主は労働者ではないかもしれない、だからといって彼らをたんなるスキルヘッジのてこにして良いわけではない。

開かれた企業というブランドに既存が生じれば、いずれ皆から見放される。

■ChatGTP

さて、試しに「開かれた企業は経営に役に立つのか」と聞いてみた。
なるほど、模範解答だなと感じたので以下がに記す。

開かれた企業は、経営においてさまざまな利益をもたらすと言われています。以下に、開かれた企業が経営に役立つ主な理由をいくつか説明します。

従業員の満足度とパフォーマンス向上: 開かれた企業は、従業員の参画と意見の尊重を重視します。従業員が組織の目標や方向性に積極的に参加し、自身のアイデアや能力を発揮できる環境を提供することで、従業員の満足度とモチベーションが向上します。満足度の高い従業員は、高いパフォーマンスを発揮し、生産性や効率性の向上につながります。

革新と競争力の強化: 開かれた企業は、従業員からのアイデアや意見を活かすことに重点を置きます。従業員の参画と協力を通じて革新的なアイデアが生まれ、組織の競争力を強化することができます。従業員が主体的に取り組むことで、新しいアイデアやプロセスの改善が促進され、市場での競争上の優位性を獲得することができます。

ステークホルダーの信頼とブランド価値の向上: 開かれた企業は、透明性と誠実なコミュニケーションを重視します。ステークホルダーに対して正確かつ適切な情報を提供することで、信頼関係を築くことができます。信頼される企業は、顧客や取引先、投資家などの支持を受けやすくなり、ブランド価値や市場評判を向上させることができます。

リスク軽減と持続可能性の確保: 開かれた企業は、ステークホルダーとの関係を密接に構築し、リスク管理や持続可能性に取り組むことが特徴です。従業員の参画や意見の収集を通じて、労働紛争やコンプライアンス上の問題を事前に予防することができます。また、持続可能なビジネスプラクティスを採用することで、環境への影響を軽減し、将来の持続可能性を確保することができます。

これらの要素に基づいて開かれた企業を経営することは、従業員との信頼関係構築、イノベーションの推進、ステークホルダーの支持獲得、リスク軽減などの面で有益です。結果的に、経営の効果性や持続可能性を高めることが期待されます。

以上

<閑話休題>

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