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世間に転がる意味不明:青天の霹靂は避けられなかったのか(エスコンフィールドと北海道医療大学)

信頼の欠落はいつ発生したのか。
対話をないがしろにしていたのではないか。
伝えるだけのコミュニケーションでは不十分である。

■なにげなニュース

○空室大量発生の恐れ、大学移転で学生3400人が消える? 「学生物件」オーナー悲鳴
北海道医療大学の移転で激震、「学生のまち」当別町の今後は
2023.11.30

北海道の当別町にある北海道医療大学。1974年に学校法人東日本学園大学として設立され、来年で設立から50年という節目を迎える。

当別町の人口は約1.5万人で、北海道医療大学の学生数は約3400人(2023年5月時点)。当別町は「学生のまち」とも言えるほど、大学とともにこれまでの町づくりを行ってきた。

そんな北海道医療大学について、9月28日、理事長から当別町の町長へと移転の方針が伝えられた。

https://www.rakumachi.jp/news/column/326360

いつ移転するかは下記で記載がある。

○北海道医療大、北広島に移転へ 利便性や知名度高める
入学率向上狙う 留学生受け入れも強化
2023年12月6日

北海道医療大学は2028年度に北海道当別町からプロ野球日本ハムの新球場を核とした「北海道ボールパークFビレッジ」(北海道北広島市)にキャンパスを移転する。急速に少子化が進む中、利便性や知名度を高めて志願者数を維持しつつ、入学率を高める狙いだ。海外人材の受け入れも強化し、国際化もはかっていく。

「公立化や法人合併などの選択肢を検討したが、現実的で効果が出やすい『移転』にしようと決めた」。

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO76691360V01C23A2L41000/

■行政の無関心の自業自得

自分の街の主要産業がなくなるというのは、行政の長としては認めたくない事実であろう。しかし、それは避け得ぬことであったのだろうか。

もし、その産業(北海道医療大学)の悩み事が「学生の減少」であったとしたら、現状に安穏として必要な対応をせず、放置していた行政の怠慢であろう。

それは、日常の対話を怠ることであり信頼を気づくことの放棄である。

「町側からは、移転方針決定まで大学側からの説明がなかったことが指摘された。大学の理事長は、事前に伝えれば条件闘争になる恐れがあるため、それを避ける目的で事前説明ができなかったと釈明。」という最初の記事の記載は、大学側が行政に対して負のイメージを持っていたことの表れでもあろう。

大学側が何かしらの相談をしてもそれを行政側がないがしろにしていたとしたら自業自得である。
対話の軽視は予期せぬトラブルに発展する恐れもある。

(2023/12/06)

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