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ミズグルマ ダンジョンマスター編

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ミズグルマ 勇者編の続編 シャオの活躍で、飛竜=勇者を異界に弾き飛ばしたのは良いが、世界線への干渉が新たな歪曲された結節点を産み出してしまった。そこには勇者同様の歪な存在が観測さ…
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2020年11月の記事一覧

水車ダンマス編 第6話

106 1水軍との合流 2神樹の意図 3ハーレム事情 4ガオッケンの挑戦 5椄敵 6次話からクライマックス

 二十両程度の戦車では流石に破竹の勢いとまではいかない。突破するべき敵防衛線もなぜか無く連合軍は王都に引き籠っている。電撃戦の必要はない、それでも十分な速度での進軍ではあった。
 空軍からは二隻の強襲艦が帯同している。もっとも乗っているのは精強な陸戦隊ではなく飛空挺の整備技士と整備機材、補

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水車ダンマス編 第5話

105 1隣人同盟 2連合軍内部の不和 3天才シャオ 4取って来い遊び 5水軍工廠 6

 森人の丸太気球は既に丸太でもなければ気球でも無くなっているのだが、その隠蔽魔法の秘匿性の優秀さもあって余人の目に触れる事は極めて稀で相変わらず[丸太]と呼ばれている。この丸太には舵輪も帝国の水上機のような操縦桿も付いていない。座るのではなく跨がる膝の宛がい方や体重の移動で細やかに機動する。真空制御術式の応用

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水車ダンマス編 第4話

104 1森の賢者 2賢者続き 3水軍航空戦 4巫女の呻吟 5連合軍の真空気球と不活性硫黄 6

 憎しみより恐れが勝ったのだろうか、それともゴブリンが元々根に持たない質であったからだろうか、神樹の意向を受けた森人を介したダンジョンマスターとの和解をゴブリンは受け入れた。会談に適当な場所が無かったため、ゴブリンの集落の外縁東側に東屋を設え会場に当てた。
 ゴブリンの長、空軍からは目付として俺の他に

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水車ダンマス編 第3話

103 1陸戦隊敗走す 2専守防衛 3トンビがくるりと 4水軍司令のワクワク 5意外に強敵

 森の東に、二個小隊を派遣する事になった。若い隊員から質問がでた。
「エルフの管轄じゃないんですか」ぶっぶー、エルフと言ってはいけないよ、森人といいなさい。
「神樹の領域から外れてるからねー」
「空軍府の防空は手伝ってくれてるじゃないですか」
 あれは相互扶助、神樹の防衛手伝ったからお返しして貰っただけ。

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水車ダンマス編 第2話

102 4敵は海賊 6ギフト最強 1ゴブリンの依頼 2軍備

 島嶼の中程にある平坦な、しかし、やや大振りな島にて、水車発動機の不調の為飛行も儘ならなかった水軍の飛空挺も漸く改修の大分を終え、小隊単位での飛行訓練が再開されていた。元王国港湾の奪取の目処が立ったのだ。
 空軍は制空権をほぼ完全に取り戻したらしいが、地上兵力が圧倒的に足りない為、陸軍との合流を待って反攻の烽を挙げる手筈だ。水軍の作戦

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水車ダンマス編 第1話

101 1ダンジョンマスター 2コアとマスター、始めての召喚と諸問題 3ハーレムオンリー

 鏑矢虎治は小岩に腰掛け腕組みをして唸っていた。某有名私立高校に受験する積もりでくそ真面目に勉強してたら、脳がパンクしそうになったので真夜中の散歩と洒落込んだ。
 野良猫が足元に絡み付いてきたので蹴飛ばした。覚えているのはそこまでで、急に目の前が暗くなり、気が付いたら洞窟の中にいた。光源もないのにうっすらと

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水車ダンマス編 承前

100 承前

 飛竜=勇者の消失は時空連続体にダメージを与え、発生すべき断裂を塞ぐ瘡蓋が出来た。それは、似つかわしく歪な結節点となった。

「また勇者が出たの?」頭を振るシャオ
「現れたのは歪な結節点、そこに勇者と同規模の歪な存在の反応が紐付けられている事が判明」解りやすく頼む。
「新たなダンジョンとダンジョンマスターの可能性」

 長官の音頭で簡素な建国式を終え、俺達は旧空軍府の管轄領域を奪取

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