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ヨガ練習の4つの段階について

ハレークリシュナ!

なんと!今年も終わろうとしています。
私にとっては瞬きしている間に時が経ってしまったような、
あっという間の1年間でした。

二人目が生まれて2ヶ月半でクラス復帰。
最初は良かったが、息子の成長とともに大変度は増していく。
毎日、翌日のことまでしか頭が回らない、そんな日々でした。

充分に自分の働きできたのだろうかと思うと決して満点ではなく、
今年最後に愛する皆さんに何かメッセージを綴りたくなりブログを記しています。

ヨガの練習の4つの段階についてご存知でしょうか?

マントラ、呼吸法、アーサナなどの練習はすべて
この4つの段階について理解することがとても大切だとされています。
それは次のようなものです。

STEP1. 荒々しく滑らかでない。(ぎこちない。滑らかではない)
STEP2. 静かで安定したものになる。(出来てきていると意識が気がついている)STEP3. 統合される(バラバラだったものが一つにまとまっていく)
STEP4. 溶けて無くなる(無意識に出来るようになっていく)

すると、今まで気づいていなかった「できていないこと」に気がつき
そこに意識を向けて練習するとさらに静かで安定したものになり、
さらに統合され無意識化され、すると別の…とこれが繰り返されていきます。

読んでみれば当たり前というか、身に覚えのあることですよね。
これを改めてよく理解しておくことが大切です。
なぜなら必ずこのサイクルを繰り返していくから。
途中つまづいたように見えても迷子になってるように感じても
必ずこのサイクルのどこかにいます。
それをまず認識しておくだけでも、練習に落ち着いて取り組む態度ができます。

全ての人がなんらかの繰り返し練習を経て
今の身体動作や役割を滑らかに行うことができるようになりました。
立つ、歩くから始まり、習い事はもちろん仕事や家事に至るまで、
ヨガに限らず全て同じサイクルです。

だからこそヨガの練習を他のことに生かすことができるし、
日常の細かな仕事すべてをヨガの練習にすることもできます。

私で言えば、二人目の子育てに挑戦した今年、育児そのものは2回目のサイクル。そのため0歳児育児は最初から安定して行うことができた反面、
二人の子育てをしながらの家事育児仕事は初めての挑戦。
その難しさに心揺れ動き、悩み、弱音はいてる自分のマインドを観察して
落ち着くところ、安定するところを探る練習の連続でした。

練習が行き詰まることは必ずあります。
完璧ではないからこそ、行き詰まったときこそ
どうマインドとボディーを取り扱うかの練習となります。

先生からもらった言葉

うまくいってないと思う時も

”諦めず”

”KEEP GOING!”です。


私の先生はいつも、
「あなたがマインドの道具になるのではなく、
マインドをあなたの道具にしなさい」
と言います。

練習に行き詰まったらどうするか


うまくいってないと感じているのは、
表層意識(マインド)の私が今の状況をそう評価している状態です。

そんな時は、マインドが感じている感情をよーく観察して言語化します。

「怒り、不甲斐なさ、絶望、不安、不足、苛立ち、劣等感」
などの言葉が当てはまったとします。

今度はその感情の一つ一つにフォーカスして瞑想します。
よーく集中して観察します。

落ち着いて、
ゆったりと座り、
深く長い呼吸をして、
自分自身のためにたっぷり時間を取ることを自分に許可します。
幼い我が子を見るような愛情たっぷりの眼差しで、
評価せず、ただ自分の本当の声によーく耳を傾けます。
この態度がとてもとても大切。

表層に出てくる感情の奥にある、
本当の自分は何をリクエストしているのか。

怒りの奥には、もっと自分を表現したいという前向きな要求があるかもしれない。
不甲斐なさの奥には、もっとできると思ったのにという自分への失望があって、
そのさらに奥には、周囲の役に立ちたいという献身性というピュアな想いがあるかもしれない。
不安の奥には、未体験の環境を与えてもらった巡り合わせへの歓喜があるかもしれない。
劣等感の奥には、私を私らしく顕して生きていきたいという想いと繋がるかもしれない。

よく観察し、気づき、不要な感情・自我(エゴ)があれば手放します。
本当の自分のリクエスト(要求)と繋がりを深める機会として、
マインドを使うのです。

それ自体がとても貴重で、場合によってはしんどい練習かもしれません。
自分と向き合うのって体力、気力がいりますよね。
こんなときにアーサナの練習をしていることがとっても役に立ちます。
身体、呼吸、意識と向き合うアーサナの練習を通して
自分自身のマインドと向きあう練習をしています。
アーサナという身体を動かすヨガは行動のヨガです。
肉体を持っている私たちにとって
身体を動かすことが物事を動かすもっともシンプルな方法です。
だから”諦めず””KEEP GOING"です。

自己対話も大切。
練習のサイクルについてよく理解し、淡々と諦めず取り組むことも大切。
アーサナのヨガはたまったネガティブな感情を焼き尽くしてくれます。

不要なマインドの働きに気付いて手放し、
自分の本質と繋がっていられる時間が増えると
一瞬一瞬、一呼吸一呼吸が本当の自分と繋がった美しい時間になります。
そんなふうに過ごす人生はどんなにか幸せでしょう。

さて。
今年も室内で、外で、リアルな場で、オンラインでヨガをご一緒してくださった生徒さん達、
いつも温かいメッセージや感想を伝えてくださる皆さん、
遠く近くで見守ってくださっている全ての方々に深く感謝します。

来年はもう少し軽やかに、道後を飛び出ていろんな時空間で
ヨガをシェアできたら良いなと思っています。

それでは皆さん、良い年の瀬をお迎えください❤︎

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