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転職の失敗は避けたほうがいいのか。

こんにちは。普段はリモートワークを当たり前にする会社・キャスターで、採用サービス「bosyu Jobs」のマーケティングやPRを担当しています。

先日、転職経験者を集って「覆面座談会」を実施しました。

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転職ぶっちゃけ座談会 「今だから話せる『転職の失敗』」

★サマリ
・「転職失敗あるある」を転職経験者3人に参加いただく
・一緒に働く人を知らずに入社してしまった
・年収などの条件だけで転職を決めてしまった

転職の失敗は避けられるのか?

転職サービス「bosyu Jobs」を作り上げる時、私たちメンバーはそれぞれの転職体験を言葉にし、原体験となるコアを探っていきました。その過程で私が気づいたこととしては、「"働く"における成功は存在するのか?」という問いでした。

「年収◯◯万以上アップできた」「希望していた△△社に入社できた」など自身が定めた転職条件をクリアすることはあるでしょう。ただ、先ほどの記事にもあったように、入社後に別の問題に気づくことがあります。

(記事内引用)
僕は、子どもができるのが早かったので「親になったらちゃんと働かなくちゃ」と、条件重視で入社したら、求められるスキルとマッチしなくて失敗したこともあります。

自分が大切にする、あるいは想定できることであれば、転職条件に落とし込むことができますが、入社後に「まさか...」ということに遭遇し自分の選択を悔やむ人も少なくはないでしょう。転職条件を満たしても新たな不都合に遭遇します。

知りたいことを知ることができるのか?

bosyu Jobsで実施した転職活動における調査結果もご紹介します。

転職活動中、「応募前に企業の誰かと話したい」と思っている求職者は全体の約85%いるが、実際に話せたのは希望者の半数であり、その結果、「よく分からないままとりあえず応募してしまった」経験を持っている人が多数いることが判明しました。

「応募前に企業と話せなかったので”とりあえず応募”した人」が約8割【転職活動の実態調査】より引用  


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また、求職者が応募前に話したかった内容として、「雰囲気やチームメンバー」「仕事内容の詳細」「仕事の進め方」がトップにあがってきました。

興味深いのは上記3つが言語化が難しく、結果、転職条件に落とし込みにくいことです。たとえば「明るい社員が多く、なんでも相談しやすい環境がいい」と思っても、それを企業へ素直に問えば「弊社は明るい社員が多く、相談しやすいですよ。」しか返ってこず、実情が分からないでしょう。仕事内容も、組織編成や事業転換によって転職時に聞いていたそれとは異なる可能性も充分にあります。

"納得のいく状態"に近づくためにできること

「転職条件を満たした企業に入社すること」と、「転職に成功すること」は別物で、後者は転職後の仕事や働き方に納得できているかが問われるのではないでしょうか。どの地点を持って成功と捉えるか、そもそも成功とは何かを定義づけなければならず、ともすると数回の転職経験でそれらを学習・習得し、自身が納得することは非常に困難ではないかと感じます。

ここで最初のタイトル「転職の失敗は避けられるのか?」を再度考えてみます。私が辿りついた考えは、「転職条件・交渉で失敗を避けることはある程度できるが、完全に避けることができない」ということ。避けようとして「自分に100%合う場所」を追い求めてしまうと、しんどくなるのではないだろうか。

加えて、「失敗から学習できる経験」は(転職に限らずなんでもそうだが)貴重であり、それらを積み重ねる意識を持つことで成功、つまり"納得した状態"に近づきやすいのではという考えに至りました。

自身が納得した状態にたどりつく近道は、「完璧な転職」を目指すのではなく「転職失敗を許容する」心を持ち合わせることではないか。そんなことを思った今日この頃です。

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