バーチャルキー特許から特許を検討してみる。
こんにちは!!アイデアで世の中を面白くしたい!!中小企業弁理士のnabです😊。さて本日は、インターネットで株式式会社ヨコオのバーチャルキーに関するニュースを発見しましたのでご紹介させていただきます。バーチャルキーとは、スマホ端末から自動車の鍵を開閉錠する技術で、他人同士で鍵の受け渡しを行うカーシェアリングにおいて、欠かせないようです。
概要は「クラウドから車両の鍵を開け閉めを可能にするシステムを開発し、物理的な鍵の受け渡しが不要となるサービス(原文ママ)」とのことです。調べてみますと、ヨコオ株式会社から特許出願があり、登録になっていましたので(特許第6890107号)特許文献の詳細について、フロー図を引用させていただきます。
スマホ ⇔ 車両ドア制御装置 ⇔ 管理サーバー(クラウド)間で認証処理を行い、スマホで車両ドア制御装置を開錠するシステムのようです。
では、この特許からのアイデア展開を考えてみます。鍵をスマホに代替え出来る技術が発展すると、無人で営業を行う会員制のスペースの活用が増えると考えられますね。ですので例えば、無人(又は少人数)で営業を行う会員制銭湯において、使う鍵をスマホに代替えするサービスを考えてみます。
銭湯は、靴と衣服ロッカーという2つの鍵を管理しなくてはならないので、鍵を管理しなくても良いサービスは大変助かります。しかし、銭湯でデジタルキーのサービスを実施する場合、「入浴中にスマホを持てない為、入浴後に衣服ロッカーの開錠をスマホで行えない」という、銭湯におけるデジタルキーシステム特有の課題が生じます。この課題をシステム・デバイス面でクリアすると、特許化の可能性が出てきますね💻
皆さんも是非この課題を解決してみてください。また、その他に展開アイデアを考えてみてください。面白いビジネスアイデアが創出出来るかもしれません❕❕
※ただし、特許からのアイデア展開を行って発明を創出した場合は、特許権侵害のリスクがついて回りますので、アイデアを創出した場合は、弁理士さんに相談し、創出した発明(アイデア)の侵害判断、出願検討を行ってくださいね!!
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