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家電買うの苦手

新しい職場の近い所に家を借りることになった。1DKの賃貸マンション。再び一人暮らしをすることになったので引越含め、色々やらなくてはいけなくてまあまあ億劫である。

特に面倒なのが家財道具を再び揃えること。スーツケースだけで海外に行くつもりでいたので冷蔵庫・洗濯機といった大物の家電たちを処分してしまっていた。処分した洗濯機については一人暮らしを始めた大学生の頃からの付き合いで13年物のビンテージ品だったので、これを手放すことに全く抵抗はなかったけれど、冷蔵庫に関しては去年買い替えたばかりだったので泣く泣くさよならしたばかりだった。正直また新しいものを買わなくてはいけないというこの状況にバカバカしさを感じざるを得ないのだけれど、冷蔵庫無しには生きられないという価値観が染み付いているので、先日振り込まれた給付金で購入することにした。

それにしても、家電を買うのはなんと面倒なんだろう。あまり比較検討をする時間と気力がなかったので、一つの家電量販店をみただけで買うことにしたのだけれど、価格に見合った機能なのかどうかということがサッパリわからない。商品説明のところに色々機能とか特長が訴求されてはいるけれど、おなじ一人暮らし向けというカテゴリーの中でどれが自分に合う商品なのかっていうのがなかなかわからないものですね… 店員さんにオススメを聞いてみてもピンとくるアドバイスはなく、決済待ちの間の時間を使って行われたウォーターサーバーと格安スマホの売り込みの時の方がよっぽど丁寧なヒアリングと饒舌な説明をされたのは腑に落ちなかった。

今の世の中、店頭に並んでいるもので性能がめちゃくちゃ悪いというものはないだろうという判断で、スペックはそこそこで自分の好きなデザインのものを買うことにした。こういうモノの買い方は高校生の時にポータブルのMDプレイヤーを買った時から変わらないもんだね…

それにしても、家電を買うときにいつも疑問なのが、価格交渉は可能なのか?ということ。海外旅行先のお土産物屋なんかだと値下げ交渉とか当たり前にするけど、日本の買い物で価格交渉する機会なんて家電量販店くらいしかないので(車なんか買うときも交渉するけど)、そういう話をしていいもんなのかいつもドギマギしてしまう。店員さんに交渉してめちゃくちゃ安くしてもらったみたいな話も聞くけど、いざ自分が交渉してみても提示された価格が妥当なのか、ポイント還元で得したのかよくわからないままいつも終わる。こういうタイプの人間は恰好のカモなのかもしれないけれど、自分で納得して出せる価格で買えるならそれでいいかなと思って買う様にしている。相場より高い買い物してたらなんだかんだヘコむから、買ったあとは価格比較サイトは見ない。

つくづく思うけど人が一人生活するのにはなんと色々なモノが必要なんだろう。本当にお金がかかるし、また引越するときにはこれらをどうするか考えなくちゃいけないのかと思うとウンザリしてしまう。とはいえミニマリストだとかシェアリングだとか家を持たないノマド的な生活は性に合わないので、わたしは大量の荷物を抱えながら生きていくしかないんだよなあ。

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