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習慣が復活してきた   〜ハビットトラッカーで脳梗塞になっても「戦略的に」楽しく生きる〜

2006年当時、勉強を続けることができなかった私を、英検1級合格に導いてくれたハビットトラッカー。(私は今でも当時の名前、「ノルマ表」と呼んでいます)

2回目の退院直後(7月)は真っ白だったノルマ表も、8月、9月、10月・・・本当に一歩一歩、着実に塗れるマスの数が増えてきています。(10月は、病気前でもなかなか見ることのなかった数字、238マス/月に)

何か目標があって、それを達成するために利用するのもいいけれど、生活を整え、健康に生き、充実した気持ちで一日を終える。そのためにノルマ表を使ってもいいのではないか。今、そう思う自分がいます。

どうやって、塗るマスの数を増やしていったか

7月のノルマ表はどこにいってしまったか。すぐには思い出せないくらい(いや、本当にどこにやったんだろう)、習慣とは離れた生活をしていました。

ようやく表の存在を思い出した8月も、連続してできている項目は、Duolingo(スペイン語学習アプリ)と、後半になって意識しだした歩数ノルマのみ(その時は一日2000歩がやっとでした)。

8月終わりに自宅教室を再開して、これは頑張らなくちゃ、倒れるわけにはいかないぞとスイッチが入り、9月からぐんと塗れるマスの数が増えてきました。(やっぱり、やる気を形にしていくこととノルマ表の相性は抜群です。)

その時にした工夫は

・習慣の存在を思い出させるために「〇〇ノート(ノルマ表が貼ってあるノート)を開く」という項目を入れた

・すでに習慣になっていること(Duolingo)も項目の中に入れたままにし、塗るのに弾みをつけられるようにした

・して当たり前と考えていた「授業準備」「授業」も項目に入れ、よく頑張ったと自分を褒めた

このあたりが大きいです。

できることに限りがあることを知った

9月の時点で、月200マスという目標をクリア(これは英検1級のためにノルマ表を使い始めた時に意識していた数字で、今でも「よく頑張ったな」の目安にしています)できて、気持ちの上でもすごく弾みがついたので。

10月は新たに項目を増やしたり、すでに項目になっているものの頻度も増やして、結果的に冒頭の数字、238マスを塗ることができました。

じゃあ今月は、それよりも上の数字を目指すか?

違います。

ノルマ表を眺めていて、自分の中で意識し始めたのが、自分が一日にできること、一ヶ月にできることには限りがあるということ。

例えば、一日に7個前後のことをすれば、「よく頑張ったな」の月200に到達するな、その7つをその時その時の自分に合わせて、どう組み合わせていくかが腕の見せ所だな。そう思ったのです。

なので、今月は、すでに習慣になっている項目(先ほど挙げたDuolingoなど。表を塗るための弾みになる、数を増やせて自分の自信になる項目)を外して、その分、新しい可能性を入れ込む、そう強く意識をして新しい項目を追加していっています。

ちょうど前半の15日が過ぎ、塗れたのは92マス。

悪くない数字だと思います。


習慣を整えた、その先へ

一日にできること、一ヶ月にできることには限りがある。

つまりそれは、人生にも限りがあるということです。

今までの自分の人生は、「いつかのために頑張る」、「いつかのために今は我慢しておく(節約とか)」の割合が多かったなと思います。そのための「目標を叶えていく生き方」だったし、そのための「ノルマ表」だった。

でも、いつかのために頑張っても、明日倒れて動けなくなるかもしれない。自分の中で、それはリアルに起こりうることとして、強く意識をしています。

だったら。今挑戦すべきことは、今するべき。そのために、ノルマ表を「戦略的に」使っていきたい。

今までのノルマ表(つまり、習慣)との向き合い方とは、だいぶ違うかもしれないけれど。

習慣を整えたからこそ、新しい挑戦ができる。実際、8月から10月にかけて、健康を取り戻してきたからこそ、仕事もしながら自分の楽しみ(遠出など)もできるようになってきました。同じように、まだまだもっと新しいこと、始めていけるかもしれない。

ノルマ表が、その証明、そのためのお守りになる気がする。

ノルマ表を使って、もっと「戦略的に」楽しく生きていきていきたいと思います。


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