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『黄昏泣き』マリンバで弾いてみた

こんにちは、ナベタです_(:3 」∠)_

最近、左の二の腕が謎の腱鞘炎のようなものにかかり、その痛みが肩まで広がっていて、日常生活をあまり楽しめていません。
ずっと肩がこっているような状態です。たださえ毎日重い鞄を背負わなければいけないので、どうしたものか…と悩んでいます。
マリンバを叩くときは若干の違和感程度で済んでいますが、湿布を貼り、練習後はアイシングをしてくださいとお医者様に言われたので実践中です。
どうしても動かさなければいけないので牛歩ではあると思いますが、早く治ってほしいものです…(´・ω・`)

さて、今回は東京事変の『黄昏泣き』をマリンバで演奏してみました!!

『黄昏泣き』は、東京事変の2枚目のアルバム『大人(アダルト)』に収録されている楽曲です。
作詞・作曲ともに椎名林檎さんが担当されています。椎名林檎さんの曲は、バンドでもソロでも、ジャズのテイストがふんだんに使われていますよね。

私が東京事変を知ったのは高校生のときだったかと思いますが、バンドに興味があったり、バンドを組んだりしていた友達などは、みんな「東京事変ヤバイ!」「事変最高!」と盛り上がっていました。
私もひっそりと一度聴いてみたのですが、あまりにもお洒落すぎて怖くなり、東京事変ブームに付いていくことを諦めました。自分には早いと思うと同時に、盛り上がっている周りの人のことを「かぶれやがって…。何も分かってないだろうが…。」と少し嫌悪していました。ただの嫉妬です、ごめんなさい。

若干のショックとトラウマを抱いたまま成人を迎え、世間一般的に言えば大人となってから数年、ふと何かのきっかけで東京事変を聴く機会がありました。
恐る恐る聴いてみると、なんてカッコいいのか…!なんて美しいのか…!
今度は違う意味でのショックを受け、東京事変という世界に一気に引き込まれ、気付けばapple musicでアルバムを購入していました。

音楽は表現行為なのだと強く意識するようになったのは東京事変のお陰です。それまでは、うっすらと何となくでしか感じていなかったことですが、パッと聴いただけではっきりと目の前の景色が変わるという経験をしたのは東京事変の曲を聴いたときが初めてでした。今回演奏した『黄昏泣き』も、聴けば一瞬で景色が夕暮れ時に変わります。歌詞の力を感じるよりも先にそう思える曲というのは、なかなか出逢うことは少ないように感じます。

YouTubeの東京事変や椎名林檎さんのチャンネルも観たりするのですが、コメント欄には「この曲を聴けばいい女になった気分になる」「この曲を聴きながら銀座を歩くの最高」などのコメントを多く見かけます。多くの人が同じように感じることの出来る音楽というのは、ある意味では本当に完成度の高い音楽なのではないかと思います。
私も姿勢を正して歩きたいときはお世話になっています。ありがとうございます。

…とまあ、いつの間にかトラウマから脱却し、大好きな音楽たちに変わっていました。凄まじい音楽パワーです。

タイトルの『黄昏泣き』とは、夕暮れ時に赤子が意味もなく泣き出すことだそうです。たしかに夕方ってなんとなく気持ちが落ち込んだりします。夕陽はとても綺麗で空も美しいグラデーションになっていて負の感情になる要素なんて何もないのに、一日が終わるということを無意識に感じるのでしょうか?

最後に今回使用したマレットですが、YAMAHAから発売されているMV-4030というマレットです。ミディアムソフトとは思えないほどのくっきりとした音が出るのが特徴です。このマレットは毛糸巻きですがマリンバのためではなく、ヴィブラフォン(鉄琴のようなもの)にも使用することを想定されているので、この硬さなのも頷けます。
普段であればゆったりな曲には柔らかめなマレットを使いたくなるのですが、ジャズテイストということと、最近このマレットの再ブームが私の中で来ているのでこのマレットを使用してみました。個人的には想像以上にしっくり来て良かったなと思っています。

余談ですが、今年のコナンくんの映画主題歌を東京事変が担当されています。どちらも大好きな私にとっては、この情報を知ったとき理解が追い付かず発狂しました。人は自分のキャパシティを超えると狂うのだということを改めて実感した瞬間でした。本当は『永遠の不在照明』も演奏してみたいのですが、絶対に無理なので(腕と音が足りません)聴くに徹しています…。

ということで、何だか長くなってしまいましたが、この辺で終わろうと思います!読んでいただきありがとうございました(*^^*)


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