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『肌』マリンバで弾いてみた

こんにちは、ナベタです!

6月ですね。もう2021年の折り返しですか…。

すっかりYouTubeへの更新が滞ってしまっていますが、今回はちゃんと訳アリ(?)です。

星野源さんと新垣結衣さんご結婚!!!!
おめでとうございます!!!!!!!!!

わっしょい!!!

めでてぇめでてぇ!ということで、本当は違う曲を演奏しようとしていたのですが(どちらにしても星野さんの曲でした)、進路変更をして1から編曲と練習と動画撮影に勤しんでいました。

肌(HADA , skin) - 星野源(Gen Hoshino) / marimba cover

ニュースを見たとき、『恋』よりも『肌』が頭を過り、とてもしっくり来たので『肌』を演奏することに決めました。
それに加えて、以前からチャレンジしたい曲でもあったので、良い機会だなと震えながら編曲に取り掛かりました。

何故、震えながらなのか。ここから長くなりますよ…。

打楽器奏者とは思えない発言をしますが、この曲を初めて聴いたときから、どうしても本来の拍の裏が表だと思ってしまうんです。
お分かりになりますでしょうか…恐らくドラムの拍感に気を取られてそう思い込んでしまうようです、多分。
なので、今回編曲するまでずっと、メロの入りは裏拍だと思っていたし、ハマさんの素敵でイケてるベースも表拍ではなく裏拍だと思っていました。ずーーーっと裏で入り続けるハマさんのリズム感を尊敬していました。それでなくても尊敬なのですが。

ただ、それだと途中でどうしてもおかしくなるので(例えば間奏部分はちゃんと拍通りに聴こえるので、その前後で変拍子になってしまう)、絶対に私の感覚が違う自信がありました。そこでベースカバーをしていらっしゃる方の動画を拝見し、数年越しにやっと真相に辿り着いたわけです。真実はいつも一つ。

真実に辿り着いても、数年間の勘違いをそう簡単に直せるわけもなく、数日間は頭のバグとの死闘を繰り広げていました。このせいで編曲の進みがいつも以上に遅れ、通常ならメロは数十分で採譜出来るところを2日くらいかけて行いました。そこから伴奏付けをしていたので、トータルで1週間くらいでしょうか、この時点で完全に出遅れています。

ぶっちゃけると、未だにこの脳内バグは完全に修復出来ておらず、何も意識しないで聴くとしっかりと表拍が裏拍に聴こえます。
そんな状態で練習をしていたので、通して弾けるようになるまでにもかなり時間がかかりました。おまけに伴奏のリズムが跳ねるリズムなのでメトロノーム練習が必須という、最早普通に特訓の日々。
ちなみにメトロノーム練習では、通常表拍に合わせて鳴らすところを、敢えて裏拍に嵌るように鳴らして練習しました。よくある練習方法ですよね。これで跳ねるリズムが滑らないようにする対策を行いました。対策出来たかどうかは…。

さて、いよいよ録音と撮影だ!と意気込んでみたはいいものの、いざ弾き始めると音は間違えるわ、リズムは乱れるわ、暗譜は飛ぶわでこれまた地獄のお祭り騒ぎ。レコはいつも3日くらいで終わらせてるのですが、今回はなんとこれまた1週間かかりました。3日でもかかり過ぎだと毎回落ち込むのに1週間とは。
あまりの悲惨な状態に、人生で一度も発したことのないような叫び声を上げました。凄まじい奇声に「こんな声出せるんだ自分…」と、後から謎の感動が湧き上ってきました。

そんなこんなで今に至るのですが、取り掛かってからトータル3週間ほどが経過してしまい、元々はささやかなお祝いの気持ちを込めて始めたのに若干の今更感が拭えなくてとても悔しい気持ちで一杯です。おめでとう…ございます…(T_T)

なんだか、いつにも増して私の日記みたいな内容になってしまいました。
でも書かずにはいられないほど難しかったです。
多分アルバム『YELLOW DANCER』あたりからだと思いますが、1曲に詰まっている要素がとても多いというか、「イントロもAメロもBメロもサビも間奏もCメロも大サビもアウトロも、全部主役だぜ!!」みたいな、そんな感じがします。
どこをとっても気が抜けなく、良い意味で休まらないんですよね…。それは元々の星野さんの曲もそうだと思いますが、どんどん磨きがかかっていっているような気がします。
今回の『肌』も、メロは大前提として「ベースの動きは絶対に外せない、あっ、でも弦楽器も良い動きしている!ドラムのビートも出したい!ギター相変わらずめっちゃカッコいいなおい!!」という状態になり、危うく腕があと6本くらい生えないと演奏出来ないような楽譜になるところでした。

今回のカバーのテーマ且つ一番学んだことは「いかに引き算をするか」でした。
上記のように採譜の時点で「この音は弾きたいよぉぉぉぉ」というものを最低限に選りすぐってみても、いざ弾いたときに「いや、弾けねーわ!」となることが多かったので、更に音を削って…という作業が入ったのもいつもと違うところです。
本当は間奏はもっとかっこいい左手にする予定だったんですよ…。しかし腕の限界のためとても簡素なものに…。それでもかなり怪しい出来になってしまったことが何より悔しい…。
しかしながら、引き算をしまくっても意外と音楽は成り立つという大きな収穫が得られたのは良かったです。

ということで学びの多いカバーとなりました。
無事かどうかは分かりませんが、とにかく終えることが出来てホッとしております(あと1日でもレコが長引いていたらお蔵入りさせる予定でした)。

今回使用したマレットはYAMAHAのMV-4030です。
最近の演奏動画ではよく使用しているマレットです( ^ω^ )

最後に歌詞の話を。
私的に凄く印象深い歌詞が『どんな 近づいても 一つにはなれないから』『きつく 抱きしめても 二つしかなれないから』です。
なんだかとても現実的で、恋だとか愛だとかの話では珍しい表現なような気がします。当然のことなのに何となく悲観的なように聞こえるのは、否定文だからというだけではなく、何か根本的な先入観がありそうだなぁ…とか何とか色々考えちゃいました。

長くなってしまいました!!!
結局何の話だったの?!という感じでしたが、とにかく、このご時世、暗いニュースばかりの中でハッピーなニュースが聴けて本当に嬉しいです(*^^*)
末永く、心から温かいときをお過ごしになられますよう願っております!




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