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看護という仕事

仕事というものは、何かを売って、対価をいただくことで成り立っています。

八百屋さんは野菜を売り、新幹線は早く移動できるサービスを売り、保険屋さんは安心を売ります。

そして看護は医療サービスを売っています。

八百屋の野菜が古く痛んでいたら売れないように、看護も昔から変わらない、更新されていない医療行為は売れないのです。

みんな新しく、信憑性の高い医療が買いたいのです。

しかし多くの精神科では「今までこうしてきたから」と昔ながらのやり方で援助していることがたくさんあります。

僕はこんな場面に出会う度に、憤りを感じています。

これから人口減少していき、地方は過疎化が進み、都市へ人口が集中していきます。

今までチェーン店のように「どこの病院も一緒だろう」と近くの病院に通っていた時代から、サービスの質で病院を選ぶようになると思います。

特有のサービス、医療の向上、環境の改善、接遇の向上などが重要なのです。

あぐらをかいている医者も思考停止している看護師もこのままでは危険なのです。

看護は偽善事業でもボランティアでもありません。

他所よりも良いサービスを考え、患者に対して誠実で患者のニーズに合った援助を提供することで、患者を集め、収益を出していかなければいけません。

そして、さらにより良い環境やサービスに経費を使うことができます。

まずは個人レベルから知識、技術の向上を目指しましょう。

少しでも良い看護、良いサービス、良い医療が提供されることを切に願います。

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