誤学習で生きづらくなってるかもしれない
親に叩かれて育った人は、子育ては叩いてするものだと認識してしまいます。
このような誤った学習をしてしまうことを「誤学習」と言います。
これは日常的に行われていることではないでしょうか。
今回はそんな誤学習について書いていきます。
誤学習とは
親と子供が買い物に行き、子供が「オモチャを買って」と大泣きした時に、親が泣き止ませるためオモチャを買い与えると
泣けばオモチャを買ってもらえる
と子供が学習してしまいます。
誰しもがこのような誤学習をしてしまう可能性があり、再学習できずに人間関係を悪化させることがあります。
誤学習の実体験
僕は親の離婚真っ只中で産まれたので、あまり親の愛情を知らずに育ちました。
食事もままならないので、2歳くらいの僕は泣きもせず、自分で冷蔵庫から大根を出してかじっていたそうです。
そんな環境から僕は学びました。
誰も助けてくれない
誰も気にしてくれない
誰も信用できない
だからお腹が空いても泣かず、親にここで待てと言われれば何時間でも静かに待っているような子供でした。
その学習は修正されることなく、僕は大人になりました。
そこでようやく気づきました。
人に相談できない
人に素を出せずにつくろう
自尊心が極端に低い
これらは誤学習から得たクセなんだと。
誤学習の対策
誤学習は誰にでもあります。
かまってほしくて自傷行為をする人
店員に偉そうにして優越感にひたる人
部下に怒鳴って思い通りにしようとする人
その行為で満たされる欲求があり、刹那的に考えればそれで満足できているのでしょうが、長期的に考えれば不利益しかありません。
幸福感はなく、いつも満たされないから誤った行為を繰り返す。
結果、良好な人間関係は作れず悩み続けることになります。
ですので、誤学習した方法を再学習する必要があります。
僕で言うなら「誰も助けてくれない」と学習していたが、本当にそうだろうかと疑問を持ち、認識を再確認します。
学校の先生が僕のボロバロの上履き入れを見て、わざわざ作ってくれたな。
家の隣のおばちゃんはいつも笑顔で気にかけてくれていたな。
友達の家でよく夕飯を食べさせてくれたな。
このように「誰も」ではなかったと再認識します。
次に実践や体験をします。
「誰も気にしてくれない」「誰も信用できない」と考えていたので、僕は他人に相談したり、素が出せなかったりしていました。
しかし「誰も」ではないと再認識したので、信頼できそうな友人に悩みを打ち明けてみました。
すると僕が思っていた反応と違い、友人は自分のことのように一緒に悩み、何度も相談にのってくれました。
そこで僕は再学習したのです。
助けてくれる人はいる
気にしてくれる人もいる
信用できる人もいる
すると認識や行動が変わっていったのです。
終わりに
誤学習は簡単にしてしまいます。
学校のテストで数学の点数が低く、先生から数学が不得意だと言われると「自分は数学ができない」と学習してしまいます。
それをきっかけに希望していた理系を諦めてしまう人もいるかもしれません。
もしかしたら問題の読解力が足りないだけだったのかもしれないのに…。
しかもこの誤学習から
勉強ができない
努力をしても無駄だ
自分はダメな人間だ
などと更に誤学習することもあります。
ですので、決めつけた言い方や他人を評価するような発言は気をつけなければなりません。
相手が誤学習してしまうかもしれないからです。
もし自分が誤学習しているかもしれないと感じたら、再認識と再学習をしてみて下さい。
もしかしたら、自分の思っている自分自身は、他人から言われた勝手な人物像かもしれません。
自分の偏見や思い込みは誤学習しているかもしれないと疑ってみましょう。
きっと僕も誤学習だらけだろうな🤣
この記事がお役に立てれば幸いです。
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