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家族4人で、 #大地の芸術祭2022へ その2

我が家が辿った1日目のコース

①清津峡渓谷トンネル(案内所・検温スポット有)

 ■「Tunnel of Light」※中里エリア 
 ・会場入る前にトイレへ(駐車場側に有)
 ・濡れてもよい履物持参(最後のポイントで履き替えるのが◯)
 ・全長750m。けっこう歩くけれど、その先に桃源郷が!
 8時前には到着。ネット上に溢れかえっていると思われるので写真はあえて不掲載。その目で確かめてほしい。ぜひ現地へ。絶対晴れている時を!そして平日あさイチは本当におすすめ。ここは別料金なので私たちはセブンイレブンで事前に(と言っても前日だったけど)チケットを購入。ここは外せないスポットでもあり、エリア的に一番端っこでもあったので、高速出て直行。子連れだとコース後半にしてしまうと歩くの嫌がるかも。あさイチ元気な時に行くのがベスト。

トンネル作品は掲載しませんが、
そこから上の子が撮った
清津峡渓谷の絶景を。

 ↓
《休憩》足湯!
 うっかり見逃しそうになったけれど、帰りにトンネル入口そばのエントランス施設でソフトクリームを堪能していたら、ひっそり二階に足湯が!しかも無料。子どもも大人も大喜び(特に運転手の父さん)。


足湯。写真には写ってないけど天井も◯。

 トンネル公開は8時半からなのでゆっくり観て足湯も入って10時くらいまでいただろうか。ここは時間にたっぷり余裕を持って行ってほしい。

 ↓「中里かかしの庭」「磯辺行久記念 越後妻有清津倉庫美術館[Soko](外観)」「プールの底に」等の作品を車窓より。中里エリアを北上。「土石流のモニュメント(トヤ沢砂防えん堤)」も。圧巻。

☆この辺りは、「たくさんの失われた窓のために」「ポチョムキン」「カクラ・クルクル・アット・ツマリ」「田の玉/白羽毛」などなど、時間があればもっともっと観たい作品がゴロゴロしているエリア。

〈トヤ沢砂防えん堤〉↑これ自体はもともと公共事業。
2011年に県の災害復旧工事で建設、
2015年に「土石流のモニュメント」として、
本来の砂防提という役割はもちろん、
通年で常設という立派な『作品』に。面白い!

②旧東川小学校 ※松之山エリア

 ■「最後の教室」「影の劇場〜愉快なゆうれい達〜」
 初めて芸術祭に来たときに特に気に入った作品が「最後の教室」。クリスチャン・ボルタンスキーという名前を知ったのもここ。子ども達は案の定怖がって、上のお姉ちゃんは説得叶わず結局車の中で待つことに(父さんと交代制)。下のチビは何食わぬ顔で母についてきたけど、入口で怖気付き抱っこで入場。でも階が変わるごとに雰囲気も変わるので一緒に歩いたり抱っこしたり。去年亡くなられたボルタンスキーのことを思いながら、もっとボーッと体育館の作品を座って感じたかったけれど断念。「影の劇場」だけでも上の子に見せたかったなあ。
 ↓
《昼食》同じ松之山エリアの蕎麦屋へ。
 ↓「ステップ イン プラン」車窓より。
 松之山エリアの巨大看板。ああ、これを見ると、ただいま〜!という気分。そうだ、実際に登ることもできるんだった。もうちょっと涼しかったら家族で登るのも楽しそう。

「ステップ イン プラン」

③奴奈川キャンパス ※松代エリア

 ■「大地のおくりもの」「レミニッセンス(おぼろげな記憶)」「南極ビエンナーレ-フラム号2」「天上大風」「彩風」「世界をつなぐメールアート・プロジェクト」「パラダイス」「水の博物館」「はなしるべ」
 これらの作品が全て、この元奴奈川小学校である奴奈川キャンパスにおさめられている。到着してすぐ、突然の大雨に見舞われたけれど、中に入ればゆっくり上の子と鑑賞(ここでは下のチビが車で寝てしまったのでまたまた父さん交代制)。「大地のおくりもの」の鞍掛純一+日大芸術学ぶ彫刻コース有志の作品はまたしても良かった。今回行けなかったけれど松代エリアの「脱皮する家」が好きで、こちらも楽しみにしていたけれど期待以上であった。お姉ちゃんもおもしろそうに触れていた。観て楽しんで触って楽しめる作品。「彩風」のモビールはよく見ると妖怪?里山を背景に風に揺れる様が神々しくもあった。
 そしてここにきた理由は子ども達も楽しめそうな「はなしるべ」。運動場をぐるり半周している手押しトロッコがあったから。大雨で無理かなあと思ったけれど校舎内を見終わったらぴたりと雨が止んだ。からりと晴れた空の下、上の子と二人でトロッコも乗れたのであった(チビはまだ熟睡)。こういうのがあると子連れには大変ありがたい。

「はなしるべ」のトロッコに乗った


④まつだい駅 ※松代エリア

 各自で持っていた水筒のお茶が底を尽きたので、まつだい駅に立ち寄りコンビニでミネラルウォーターを購入。水筒に補充。この日のルートでコンビニはほとんど見かけなかったので何かあればここが立ち寄りやすい。「花咲ける妻有」を駐車場から。ちょうどほくほく線の車両が到着して子どもも一緒にパシャリ。
☆本当は目の前の農舞台もゆっくり巡りたかったけれど今回はタイムアウト。初めて行くなら絶対立ち寄るといい。お土産選びも楽しい。
 ↓

⑤桐山・蓬平地区 ※松代エリア

 ↓「スノーフェンス」と「静粛あるいは喧騒の中で/手旗信号の庭」の一部を車窓から。
 ■「BankART妻有2022」
 ここも大好きな場所。今は「桐山の家」とは言わないのかな(2009年はそう呼ばれていた)。なんか田舎のおばあちゃんちに久しぶりに帰ってきた気分。ここに来るとペダル漕ぎながらかき氷を作れる自転車があって、希望すればかき氷を作らせてくれる。そして食べさせてもらえる。みんなで漕いで食べてひと休み。小さなプールもあるので足湯ならぬ足水も可。

かき氷美味しかった!ごちそうさまでした。


 ■「ブランコの家」
 前回来た時もあったはずなのに初見。じっと見ていると遠い幼い頃の、姉と遊んだ記憶もよみがえってくる。ケンカシテナイタ。タリナイカラハンブンコシテタベタ。そんな他愛もない思い出を引き起こす場所。ここは母(わたし)だけで鑑賞(ほか一同は車中でクールダウン)。
 ↓「マウンテン」を車窓から。
《温泉へ》まつだい芝峠温泉雲海
 前回見事な雲海を見ながら露天風呂に入ったのが忘れられず、今回は家族で〈雲海〉へ。残念ながらこの日は雲海を見ながらの入浴は叶わなかったけれど、露天風呂から見える山々はそれでも絶景。私たちは日帰り温泉で利用。アメニティも充実しているのでタオル1枚と着替えがあればOK。湯温はけっこう高め。

⑥三省ハウス ※松之山エリア

三省ハウスがこの日の終着地点。なぜなら今日の宿泊場所だから。宿としての三省ハウスについてはその3で。ここにも作品があるのだー。
 ■「名前蔵」
 地元の住民達とアーティストが一緒に制作してひとつの作品になっているものが越後妻有にはいくつもあり、それがこの芸術祭の大事なポイントでもある(と私は思う)。「名前蔵」もそのひとつ。学校は廃校になり、人口が減っても、ここにその地域の記録が残される。しかも作品として。
 ■「Lost Winter」
 予想外に子どもも喜ぶ作品だった。これも写真は無し。ぜひ実際に見て楽しんでほしい作品。そして、宿泊すると特別に体験プログラムがこの作品には!それも泊まって実際に楽しんでほしい。ふふふふ…
☆ほかにも2作品がおさめられているのだけれど、チェックインした時間が17時を過ぎていたため観られず。作品も観るのであれば16時までにはチェックインしたほうが◯。ちなみに見られなかった作品は双六形式のインスタレーション作品ほか。すごろく!家族で楽しめたかもなあ〜。残念。

三省ハウス。外からだとちょっと古そうだけれど
中はきれい。
階段や廊下は古いまま。ミシミシきしむのが
懐かしくて心地よい。


1日目はこんなかんじでした。

「」は作品名。数えてみたら車窓から眺めただけのものも含めると20以上!楽しい!楽しかった!子連れだからそんなに観られないと思っていたけれど、思いのほか観られた気がする。疲れたり興味なかったら車で休んでいたし。緩やかに20作品。満喫。
 さらに長くなってしまったので、のこりはその3で!

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