ベイスターズ選手名鑑　J.B.ウェンデルケン　背番号49 「セットアッパー候補のハマのブルドッグ」

こんばんは。週末のキャンプが楽しみです。
なべマガジンです。

キャンプがスタートし、第一クールが終わりました。
各チームの情報が毎日報道される試合をかみしめております。

では選出名鑑シリーズ更新していきます。

本日は、背番号49　J.B.ウェンデルケン選手です！！！

１.経歴

J.B.ウェンデルケン　（ジェフリー・ベンジャミン・ウェンデルケン）
アメリカ合衆国ジョージア州サバンナ出身。

2012年MLBドラフト13巡目でボストン・レッドソックスに指名された。2015年までマイナーで下積み、2015年にプレミア12でアメリカ代表に選出され、銀メダルに貢献した経歴をもつ。2016年にアスレチックでメジャーデビュー。８試合に登板もオフにトミージョン手術。2017年を全休し、2018年13試合、2019年27試合、2020年21試合、2021年46試合（内20試合は、ダイヤモンドバックスにて）と移籍もありながら、コンスタントに登板。2022年も29試合に登板し、メジャー通算144試合　10勝6敗　投球回159.2　奪三振151　防御率4.00　をマークしている。登板はすべてリリーフとなっている。

２.ベイスターズの獲得理由

外国人枠でのブルペン陣強化、セットアッパー候補の獲得となる。

投手の外国人枠の変化から見ていこう。2022年シーズンは先発でガゼルマン、ロメロ、ピープルズ（中継ぎも）中継ぎにクリスキーとなったが、いずれも成績不振で解雇となった。ロメロは対中日ドラゴンズに好相性、クリスキーは中継ぎとして存在感をみせるも安定感に欠け、クリスキーは怪我の影響も考慮し、契約更改ならず。ガゼルマンは後半戦から加入も中継ぎから先発転向し、好成績を残し、今年もローテションとして期待がかかる。そのため、リリーフの獲得は必須の状況となっていた。ベイスターズのブルペン陣はここ数年でかなり層に厚みを増した。今年はメジャー移籍の可能性があった山﨑が６年契約で残留。鉄腕エスコバーは健在で、昨年ブレイクした伊勢
・入江と厚い４枚がいる。加えて経験豊富な田中健、森原や復活を目指す三嶋やルーキーの橋本など、ここにセットアッパー級の外国人選手が加われば、まさに鬼に金棒。そこでリリーフ専門でメジャーでの実績経験豊富なウェンデルケン選手の獲得となった。上記選手の負担軽減にも万全を期している。

３.選手のチェックポイント

★真っスラのような独特の４シームと落差のあるチェンジアップ★

動画でも分かるように、４シームは若干ホップしながらカット気味に変化するような軌道を描く独特の球となっている。回転数は2440はメジャーでもトップクラスとなる。球速平均は152.9キロとパワータイプではないだろう。しかしながら、メジャー通算与四球70、与死球３という極めて高い制球力をも持ちあわせており、四球から崩れるタイプではなさそうだ。

そして武器となるのはチェンジアップ。非常にブレーキが利いており、落ちも大きい。これは打者にとって非常にやっかいなボールになりそうだ。加えてスライダーやカーブ・ツーシームもあり、バランスも良い球種となっている。どちらかというと打たせて取るグランドボーラーのような成績となりそうだ。

課題としては外国人選手特有のクイックの遅さが若干気になる。常にセットでの投球となっているが、クイックの修正については実践で注目していきたい。

４.現在の立ち位置と起用方法

セットアッパー候補の一人だろう。現状８回伊勢、９回山﨑は固いと思われます。そのため、７回において、エスコバー・入江投手と状況次第で臨機応変に起用のタイミングが変わるだろう。理想は勝ちパターンのメンバーをローテションできるようになること。３連投はできる限り避けたいし、ウェンデルケン選手が勝ちパターンに加わることができれば、ブルペン陣の負担はぐっと軽くなる。この１枚が加わることは大きな意味を成すだろう。オープン戦で実績登板を数試合重ね、よっぽど炎上せず、身体の問題が無ければ開幕一軍は濃厚。

５.まとめ

ブルペン陣勝ちパターンの１ピースに。昨年負担をかけたリリーフを支える活躍を期待したい。

キャンプから投球映像をみておりますが、とにかくでかい！
しかしながら、フォームはコンパクトで、制球力のまとまりも健在なようだ。新外国人選手は、実践が始まるまで、期待と不安でいっぱいですので、早く練習試合・オープン戦での登板がみたいですね。

本日は、背番号49　J.B.ウェンデルケン選手を紹介しました！

次回は背番号42　トレイ・アンバギー選手を紹介します。
次回もお楽しみ＾＾