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シーズン開幕SP 2022年ベイスターズの展望について徹底考察

皆様、お久しぶりです。2月1日から本日に至るまで、今年も徹底的にベイスターズの選手の状況を追って参りました。気づいたらもう明日から開幕!!!ということで、2022年の展望について、キャンプ・オープン戦を通じて感じたことをふまえて、書いていこうと思います!!!

1.ベイスターズの野球について

一番の注目ポイントでした。石井琢朗コーチの加入により、明らかに攻撃スタイルが変わったといえるでしょう。どこが変わったのか。それは「1点を確実にとるための打撃を徹底していること」だと思っています。ベイスターズの打撃陣は12球団1とも言われるほど強力打線。しかし、長年の観戦の感覚ではありますが、どんな場面でも打者個人の打撃で、ランナーを進める打撃やアウトになっても意味のある、意図のある打席が少ない状況が続いていました。簡単にいうと1アウト二塁、1アウト三塁の形を多く作ることができず、得点に繋がる攻撃パターンが少なかったということです。その点、今年はサインでゴロやフライ、打つ方向(引っ張り・流し)までしっかりと出して、チーム打撃ができていると思います。また足も昨年より使っているイメージですね。年々使っておりますが、全体的に盗塁だけでなく、次の塁を狙う走塁力も徹底されており、足の遅い選手でも一塁から三塁を狙う意識がしっかり見えました。よって、残塁も少なく、効率よく得点を積み重ねている試合が多くなっておりますので、シーズンに入ってからも継続されていくと思いますので、更なる得点力アップを図れると感じており、開幕までに良い調整ができたと言っていえるでしょう。

それでは、各ポジションについて見ていきましょう。

2.投手について

まずは先発投手です。開幕ローテーションが決まりました。

東-大貫-坂本

ロメロ-石田-濱口

今永の離脱が痛いですが、TJから復活した東が代役を担い、昨年から状態が良い安定感の大貫、レベルアップした坂本、カットボールとチェンジアップを武器にしたロメロ、先発転向した石田、不安定ながらも要所を抑える濱口のラインナップ。2.3月の状況を加味して考えても最良のローテーションといえるでしょう。まずはこのローテーションがどこまで持つかですが、3.4人の入れ替わりはあると感じております。(これは例年通り。やはり1年を通じてローテーションを守った実績が無い投手が多いので、そこは良い意味で期待しておりません)入れ替わり候補は、今永はもちろんのこと、上茶谷・阪口・京山。そして育成ながら活躍している石川投手も個人的に先発でみたい投手であります。ルーキーの小園投手や徳山投手のチャンスもあるでしょうが、メインは上記の4人かなと思います。

投球の内容も昨年から変化がありました。キャンプからとにかくストライクを投げ込むことを徹底的に行い、実践でもストライク中心で早く追い込み有利なカウントを作ることをどの投手も行っていましたし、球数についてはかなり改善が見られていると思いました。(濱口は相変わらずフルカウントマシーンですが・・・)リリーフの負担を減らし7回100球程度で抑えられる試合が増えてくると思いますので、先発投手が長い回を投げられるかどうか、注目ポイントの一つです。

では、プルぺン陣です。役割は予想で記載。

右腕 三嶋・山﨑(Wストッパー)
伊勢・入江(6.7回)・三浦銀(ロングリリーフ)・上茶谷(ロングリリーフ?)

左腕 エスコバー・砂田・田中健(6.7回または重要な場面でのワンポイントなど)

三浦監督曰く、三嶋・山﨑のWストッパーでいくとのこと。これもオープン戦で、両者素晴らしい成績を残した訳ですので、ファンも納得の答えかなと思います。苦手な球団(三嶋は巨人が苦手)・球場(山﨑はハマスタが苦手)がありますし、8.9回のバッター相性のあり、調子もシーズン中は左右しますので、これからどのように起用されていくのかワクワクしますね。上記の様に、流動的な起用なのか、より成績を残した方をストッパーにするのか、はたまた第三の刺客である、来日したクリスキーになるのか。クリスキーも二軍で結果を残せば即1軍になると思いますので、こちらも楽しみです。

他の選手も先発同様、落ち着くところで落ち着いたというところです。サプライズ選出はないとみていいメンバー。三上選手の離脱がありましたが、クリーニング手術を経て、中継ぎに転向した入江、タフネス右腕の三浦銀が開幕1軍入りを果たしました。入江投手については、まだまだ制球力(特に変化球の精度)に難があるものの、時折決まる150キロ越えのアウトローのストレートは素晴らしいものがあります。伊勢投手同様にストレートで空振りがとれる投手は非常に魅力的で、今後ストッパーを目指せるのではないかというポテンシャルの高さを十分に発揮しておりますので、シーズンを通じて1軍に帯同できるかどうか注目です。ルーキーの三浦銀投手は選手名鑑でも記載しておりましたが、先発・中継ぎ両方で可能性がある投手でしたが、先発で結果を残すことが出来なかったことと、先発陣が固まりつつある中で、リリーフ適正をより見出すことができたことで、中継ぎとして開幕1軍を掴み取りました。おめでとうございます。背番号30は飯塚投手から受け継いだ背番号ですが、飯塚投手同様制球力が持ち味の投手です。投球内容で懸念しているのは、コースを狙いすぎた四球です。ギリギリを狙う制球力があるだけに審判によってストライク・ボールの違いが出てきます。飯塚投手も同じ様な投球を多くみてきました。三浦投手の投球内容も近いものを感じており(球種や球の質はもちろん違いますが)大胆に攻めていってほしいなぁと思っております。

エスコバー投手がオープン戦打ち込まれました。昨年までの疲れが無いというわけではないでしょう。さすがに彼も人間です。ストレートの球質が少し落ちているように感じます。ストレートがいきなければ、変化球がいきてきません。今年は、頭から田中健投手がいますので、おそらくエスコバー投手に代わって投げるケースも増えてくると思いますので、今年の左腕陣は、ローテーションで起用してほしいと思っております。2軍ではありますが、大胆なクロスステップでスリークォーターに変更した池谷投手も非常に面白い存在です。もしかしたら今年はハマるかもしれませんね。

※上茶谷投手の起用方法が全く分からないので、今回はロングリリーフという予想にしておきます(先発バックアップで2軍調整の方が良いと思っておりました筆者です)

3.捕手について

開幕は4人体制になりました。

戸柱・伊藤光(シーズンを通じてレギュラー争い、現在では総合的に戸柱がリードか。交流戦では伊藤光の起用が増える可能性あり)

嶺井(途中出場メインか。打撃が良いため右の代打候補としても起用)

山本(ロメロ先発時、今後の正捕手候補としての期待起用)

固定できるに越したことはないですが、今年も決めることができない状態になりました。ベイスターズの中で、シーズンを通じて一番予想ができないポジションですね(笑)戸柱・伊藤光・嶺井は30歳を越えベテランの域、山本もまだ1年を通じてマスクを被るという状況ではなく、打撃・守備ともに突出している選手がいないということですね。その中では戸柱捕手かなと。昨年から打撃復調をアピールしておりますし、リード面は賛否両論ありますが、経験値も高いですし、屈指のフレーミング技術もありますので、推しております。

4.内野手について

内野手も森の離脱を除いては想定通りのメンバーとなります。

牧(不動の二塁手 試合終盤ファーストあり)

倉本(内野全ポジのバックアップ・左の代打)

大和(二遊間のバックアップ・右の代打 スタメンあり)

柴田(ショートのレギュラー最有力 森が復帰時どうなるか)

宮﨑(不動の三塁手)

知野(内野全ポジのバックアップ・ファーストでのスタメン起用あり)

宮﨑・牧選手は不動。牧選手は2年目のジンクスは心配なさそうです。(頑張りすぎて怪我には気を付けて)ファーストのソト選手が怪我で離脱中。いずれ帰ってきたときは、もちろんファーストでのレギュラー出場になるでしょう。しかしながら昨年はスランプもありましたので、外野手の調子次第では佐野選手が、打撃覚醒中の知野選手が控えておりますので、破壊力には欠けますが、1軍のスタメンとしては十分だと思います。知野選手の打撃開眼は素晴らしかったですね。独自の打撃スタイルではありますが、ミート力の高さは圧巻です。シーズン中のブレイクも大いに期待したいです。そのためソト選手がいなくても大きな心配はしておりません。捕手同様に固定できなかったのがショートですね。森選手の離脱が大きな痛手でしたが、柴田選手の成長は大きかったです。石井琢朗コーチとの打撃改善の取り組みもあり、打撃に磨きをかけてきました。(タイミングの取り方を変えましたね)大和選手も勝負強い打撃と広い守備範囲も負けていませんが、年齢的な部分も含め、総合的に柴田選手の起用が増えるかと思います。しかしながら、右投手・左投手で大和選手と併用の可能性も出てくるでしょう。個人的には得点圏打率の高い大和選手が代打の切り札でいてくれたら最高に嬉しいので、あえてベンチにいて欲しいと思っています。(ゆくゆくは代打の神様的存在に)倉本選手も昨年に比べて打撃も復調中。貴重なバックアップとなりそうです。

5.外野手について

大田(右の代打候補、守備固め)

桑原(不動のセンター)

佐野(レフトorファースト)

神里(状態良ければスタメン。途中出場中心か)

楠本(スタメン出場増間違いなし オースティン復帰後も成績次第ではスタメン継続あり)

細川(対左投手スタメンあり 主に代打か)

関根(主に守備・代走での出場か、小技起用の代打も)

ソト選手と同時にまさかのオースティン選手も離脱。これは大誤算でした。しかしながら、ベイスターズの外野手陣は厚い、熱い。センターの桑原選手は固定、レフトは佐野キャプテン、ライトにオースティンの代わりに楠本選手が堅い。佐野キャプテンがファースト起用時は、スタメンは色んなオプションがあるでしょう。(楠本選手が以外は、抜けておらず固定パターンはないと思います)楠本選手が昨年代打の切り札で活躍。バットを一握り短くもったスタイルで、持ち味の打棒を発揮し、今年も継続して好調をキープ。開幕スタメンも堅いでしょう。オースティン選手が復帰した後も、そのまま好調をキープし、スタメンは外せない状況になったらめちゃくちゃ面白いですね。そうなった時は、レフト楠本・ファースト佐野(ソト) または桑原不調でセンター楠本でしょう。楠本選手、注目です。そして、そして打撃不振ながら開幕1軍となった大田選手。理由は3つあると思います。①オースティン選手の怪我、➁ゴールデングラブ賞受賞の守備力、➂他に代わりがいなかった この3つでしょう。打撃に関して目をつむっても、守備については1級品。レフト・ライトでの守備出場で守備力を厚くすることができます。打撃についてもこれから状態が上がる可能性もありますし、実績の高い選手ですので、オープン戦の結果にこだわらなかったこともあるでしょう。また2軍は昨年とうって変わって、若手のホープがゴロゴロおり、開幕1軍という選択がある選手はいなかったのかなと思いました。(詳細は6.二軍についてで記載)細川選手は背水の陣。オースティンとソトと米国で自主トレを行い、打撃フォームを改造。徐々に状態を上げてきました。今年、結果がでなければ、立場は非常に厳しくなると思いますので、今年こそ今年こそ結果を残して欲しいですね。関根選手の役割も重要ですが、二軍で同じタイプの育成大橋選手がいますので、こちらも安泰ではありません。激しい外野手争いは1年続くと思われます。

※開幕スタメンは、オープン戦終盤とほぼ変わらないと思いますので、大きなサプライズも予想しづらいので、あえて記載しません。

6.二軍について

さて、今まで開幕メンバーのみ触れてきましたが、二軍もかなり厚く、熱くなってます。全選手は挙げられないので、注目選手を中心に記載したいと思います。(実績のある1軍クラス選手はもちろん除きます)

投手

育成 石川達也投手  加藤大投手

あえて育成の2人をあげましたが、やはりこの1年の成長が非常に大きかったからです。石川選手は前出の通り、先発起用もみたくなるほど、能力の高さがある選手。ストレートは140キロ前半ながら、クロスファイヤーのストレートの制球力は素晴らしく、大きなカーブ、スライダーにチェンジアップと緩急を非常にうまく使います。全体的なまとまりをみても既に支配下クラスなのは間違いです、おそらく支配下登録がまだなのは、1軍登録予定がないからだと思います。過去の支配下登録をみても、支配下登録の際は、基本的に即1軍昇格がベースなので、それに準じているだけかなと。そのため、1軍の枠が空けばその段階で支配下登録はあると思いますし、今年は高い確率であると思います。起用方法をみる限り、まずは中継ぎですが期待です。

そして加藤大選手。150キロ前後の力強いストレートと大きなスライダーが武器の将来のストッパー候補です。今年はフォークも投げるそうで、持ち球になれば一気に活躍しそうです。目標のイメージは西武の平良投手でしょうか。おそらく当面の2軍ストッパーは中川投手でしょうが、シーズン終盤には加藤大選手が任されるようになっていることを待ち望んでいます。(中川投手も年々成長しており、期待の1人ですが、2019-2021年で大きく成長しているので今回は外しました)今年の支配下登録は無いでしょうが、レベルアップの大きさが1番ある、あってほしい選手なので記載しております。

野手

育成 大橋武尊選手 村川凪選手 勝又温史選手

育成選手ばかりですいません(笑)しかしながら、非常にポテンシャルの高さを感じるので、やはりこの3人になってしまいますね。まずは、オープン戦でも大活躍の大橋選手。野球のセンスを感じます。本当に3月に支配下登録?とまで感じました。すでに1軍クラスだと思います。選手名鑑でも記載しておりますが、活躍イメージは同じ育成出身の巨人・松原選手。スピードスターの素質と今後成長する可能性がある打撃力が被ります。1番で使ってみたくなる選手への成長を期待しております。そして村川凪選手。もちろん代走スペシャリスト候補ですが、大橋選手とのライバル関係で、どちらが先に支配下登録されるか、めちゃくちゃ楽しみですね。2軍では一番注目しております。そして、そして、そして勝又選手!!!きました打者転向!!!選手名鑑シリーズで、筆者が予想していた育成再契約打者転向が現実に。(最高に嬉しかった)勝又選手の打撃力は入団当初から二刀流も視野に入れておりました。さっそく2本塁打を放つなど、そのセンスを発揮しております。もちろんルーキーの梶原選手や蝦名選手も忘れてはなりませんが、転向1年目なので、それなりの打席数は与えられるでしょうし、今年1年間でしっかり来年への基盤を作って欲しいですね。応援しております(もちろん全選手応援してます)

7.終わりに

ようやく開幕です!!!もうここまできたら1試合1試合全力で選手を見守り、応援するだけ。悲願の優勝に向けて、皆さんと一緒にベイスターズを盛り上げていきたいと思います!!!最高のシーズンにしましょう!!!

最後まで読んで頂きまして、誠にありがとうございました。久しぶりの更新、3時間近い執筆で少し疲れました(笑)(ベイスターズのことならどこまででも書きたいですが・・・)

更新頻度は高くないかもしれませんが、ベイスターズの情報や試合内容、動画は常にチェックし、また不定期更新していきますので、これからもなべマガジンをよろしくお願いいたします。では今シーズンもよろしくお願いします!!!


20年以上ベイスターズ・プロ野球を見てきた自分だからこそ発信できることをこれからも発信し続けていきますので、良ければ、サポートをお願い致します^^