サウナなんて好きに入ればいい(世に溢れる指南ごときに惑わされるな!

スーパー銭湯ソムリエールみなとくじょし,サウナ―ですかと聞かれれば,まあ週1以上では行くのでそうですと答えるしかないくらいには,お風呂に入らずサウナだけのときもある。

空前のサウナブーム,本屋やWeb見れば「サウナの健康効果」だの「正しいととのいかた」だのが溢れているわけだが,あんなトランス状態が本当に健康にいいのか?という疑問くらいは持ったほうがいい。
そもそも「サウナに入れるくらい健康である」と言えるわけだからね。

ま,あまりにもブームすぎるから,逆張りアンチが湧くのは当然で,「知り合いがサウナでタヒんだ」とか,そんなのがネットではバズる。
でもな,あんなの飲酒喫煙と同じで「気持ちいいからやってるだけ」なんだよ。飲酒喫煙サウナ,全部一緒!!

なんですか,ととのうためには「サウナ→水風呂→外気浴を3セット」ですか?もうね,そんなのどうでもいいんですよ!!!
なんですか,サウナは熱ければ熱いほどいい?バカですか??
なんですか,水風呂は冷たいほどいい?バカですか?
アウフグースで皮膚が痛い?バカですか?やけどしてますけど??

サ室では必ず上段?いえいえ,下段でもいいんですよ。
水風呂ははごろもできるまでつかる?いえいえ,行水でいいんですよ。
オロポ??マッチを飲め!!!!!!!(赤貧

もうね,好きに入ったらいいんですよ。
で,自分が気持ちいいと思うだけでいいんですよ。もうそれだけで勝ちなんですよ。
ただ,水風呂は最初はキツいので,ちょっと我慢してみてもいいと思う。やってみてダメなら仕方ないが,個人的にはチャレンジする価値はあるかなと。

何セット入りますか?好きにしろ!!!
何分入りますか?好きにしろ!!水風呂を我慢しないで「入りたい」と思うくらいに温まればなんでもいい!!!


さーて,ここからはスーパー銭湯ソムリエールがやってる(気にしてる)ポイントを挙げていくが,こんなのも参考程度で,マネするもよし,disるのもよし,好きにするべし。


サウナ室

まず,「サウナは湿度こそ正義」である。
そもそも汗ってなんでかくの?そう,水分が蒸発するときに周囲の熱を奪ってくれるからだよ。だから,汗は乾く必要があるのだけど,サウナってのは「気持ちよく汗だくになる場所」であるので,汗が乾くのは何も気持ちよくない。つまり,カラッカラのサウナはダメなのである。

飽和水蒸気量,入試問題で目にする数値は,せいぜい30℃(30.3g)くらいまでなのだが,こっから先の飽和水蒸気量曲線は爆発的に増えて,ザツに50℃で83g,70℃で197g,90℃で421g,なんと100℃で594gと,アホみたいに増える。
つまり,70℃100%のサウナ室を100℃に上げると,30%ちょいとかになっちゃう。そりゃバケツぶっかけてもちょうどいい感じなわけですよ。
逆にいえば,オートロウリュが30分に1回くらいのレベルで大量に水ぶちまけるくらいでちょうどいいので,割と多くのサウナが湿度不足である(ま,近年はそういうコトを殆どのサウナが分かっているので,湿度の良い施設が急激に増えた)。

座り方

個人的には胡坐推奨である。なぜなら,普通に腰かけてしまうと「アタマ,カラダ,足」の三段階が別の温度にさらされることになるから。
3段サウナはよく「上段90℃,中段80℃,下段70℃」などといわれ,足とアタマで20℃ほどの温度差になってしまうので,アタマは熱いのに足はやや冷たい,みたいな状態になるのはあまりよくないかなと。
最近は,胡坐がデフォになるようにサ室を作ってる所も多いので,そういう視点で見るのも面白い。
もちろん,「天井が低い」コトは,よいサ室の大条件である。

水風呂

個人的には「グルシン行水(アタマまで)→25℃くらいの所」という,かるまるの王道の入り方(かるまるは,サンダートルネード(7℃くらい)→やすらぎ(25℃)→昇天(33℃)という,最後の水風呂でととのってしまうコースがあるw)が一番好きなのだが,どこでもできるわけではない。
また,カラダにグッと力を入れないと水風呂に入れないような状態は,個人的には「サウナ室で温まりきれていない」状態であるので,下段に降りてでも,もう少しサウナ入ったほうがいいと思う。
(例えばしきじなんて,サウナ室に入ってるときに「はやくあの水風呂へ誘ってくれ!!」という気持ちにすらなるくらい,水風呂に入るコトが主目的化する)。


ととのい

そんなものは無い!!!!
サウナを信じるな!!!!!(サ道1期,蒸しZ(宅麻伸)の言葉より)
水風呂に入ったあとに休憩すると,なんとなく気持ちいい。それだけ。本当にそれだけなので,求めてはいけない。

みなとくじょしルーティン

あるとき,大都会埼玉のお風呂(湯屋敷考楽)で,サウナ後に椅子に座ってたら気持ちよすぎて寝てしまったコトがある。30分くらい経ったあと,もう一回サウナに入ったら「信じられないレベルの発汗体験」ができた。

ので,一番調子よいときにやるルーティンは
まずサウナ→水シャワー(清めていないので水風呂には入らない)→洗体→サウナ→水風呂→サウナ→水風呂→休憩(30分)→サウナ(大発汗)
の,しきじスタイルに大都会埼玉ミックスである。

絶対に守るべきマナー

サウナなんて好きに入ればいい。たしかにその通りである。しかし大衆浴場である限り(プライベートサウナに行ける金持ちはさらに好きにすればいいが)絶対に守るべき,というかみなとくじょしが絶対に許せない行為がいくつかあるので,挙げておく(別に怖くないよ!!!!)

・サウナ室でタオルを絞る。
マトモな施設では必ず注意される行為であるので,ずいぶんと減ったが,それでもまだ数か月に1回程度は見かける。
なぜ絞った後にサウナに入らない!!!!!!意味が分からない!!!(と,殆どの人が思ってることである

・水風呂前に汗を流さない(流しが甘い
特にカッコの中,「掛けの甘いオッさん」が多い。(マナーに関しては,総じて若い連中の方がマトモである。コレは社会全体に言えるコトであるがここではひとまず言及しない)。
気持ちはわかる。つまり「今この火照ったカラダを,一気に水風呂に突っ込みたい」という欲望である。
そこで提案だ。「水じゃなくてお湯で汗を流せ」
一部ではこの思想が広がりつつあるが,それでもまだやってる人は,みなとくじょし含めごくわずかである。これなら火照ったまま水風呂に行ける。間違いない,いつもそうやっているから!!!

あと恵体に告ぐ!!!
自分の体の表面積の広さを自覚しろ!!!
そんな掛け方じゃ,汗流れ切ってないだろ!!!!!!!今の倍は掛けろ!!!

とまあ,以上2つだけだ!!!
何も怖くない!!!!

ちなみに,ラクーア松本湯なんかは,横からも出てくる「全身シャワー」があるので,水風呂の前にソレを浴びるとよい(なおラクーアは水,松本湯はたしかお湯である)。
というか,サ室から水風呂の導線にコレを作っちまえばみんな幸せなんよ。

以上!!!!

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