発達検査を受けてみた
◎題名の通り、発達検査を受けてみました
実は21歳の頃にも受けたことあるんです。1回目は当時のバイト先の上司からトラブル→『あなたおかしいよ』発言→追い込まれるような流れでの検査だったので、当然どんな検査してくれるかしっかり調べて受診してないし、幼少期の頃どうだったか分からないと診断できないんです。。。という形のカウンセリングのみだったもんだから、「そんなことないですよ風」に答えちゃった。。。当然ちゃんとした診断は出ないよね。
その後は、就職と同時に我流ライフハックで目立たないようにしたのと、たまたま個性豊か(??)な職場だったのがあり、その後は問題にならずに済んだんだけど、今の仕事で子供たちと関わっているとですね。。。まぁその子たちが私の幼少期とそっくりなんです。。手に取るように気持ちが分かるわけですよ。。。
そんな訳でこれから仕事や活動をしていく上で話したい事もあるし、自分がどんな特性を持っているのか、ちゃんと検査をしたら困っていることへの解決策も増えるかもしれないと思い立ち、自分で受けてみる事に!!!
◎検査ってどうやって受けるの?
私はとりあえず 発達障害 診断 ○○(住んでいる県)でググってみると「○○で大人(成人)の発達障害を診断しくれる病院」と出てきたのでそこから選んでみました!!
メールで問合せして、日程調整してすんなりと決定!
今回は検査のみだったので私は臨床心理師さんが個人でやっているカウンセリングルームで検査を受けています。
聞いた話では精神科だと予約がいっぱいで2~3か月(!?)かかることもあるようです。。。
1回目にカウンセリング+検査7種 2回目検査7種類 3回目に結果発表 の形で3日間時間作って行ってきたけど他の病院では一気に検査を行ったり、他のテストも行う場合もあるようでした。。
◎検査の種類について
今回私はWAIS-Ⅲというものを受けました
ウェクスラー成人知能検査(略称、ウェイス)は16歳以上の成人用知能検査 全検査IQは7言語性検査と7動作性検査の計14検査から成っている。
出典 Wikipedia
内容はここで書くと受ける際ネタバレになってしまう(検査的に初見で挑むほうが良いよ)ので後日まとめようと思うんだけど
難しかった。。。
これみんなできるの・・!?って感想
他にも田中ビネー知能検査、脳波検査、鑑別の為に遺伝子検査や血液検査、バウムテストなど行うこともあるみたい
◎検査結果
結論から 「軽度の非定型発達障害」という結果になりました。
えっ???何それ??と思った方 奇遇ですね。私もでした (笑)
検査したのに形に定まらないようです。。。臨床心理士さん曰く、いろいろな発達障害の傾向がちょっとずつ出ているとこんな表現の仕方になるそうなんです。。。
私、今までバイト先の上司にADHDではないかと過去に言われてから、バイアスに囚われてしまい、私自身が完全にADHDだと勘違いしていました。
思い込みって怖いなぁと思いつつ、検査からどんな特性が出てきたのかお話していこうと思います。
◎出てきた特性
まずIQ(知能指数)
95!! 標準とのことでした!! 平均85~115の間が標準だそう。
でも写真を見て分かる通り「得意」と「苦手」の差が激しく出ている部分が発達特性が出ているみたい。。。私の結果は最大7差があるので大きく違いが出ています。
基準としては10以上→標準問題ないよ 10~7→ちょい苦手かも 6以下→めっちゃ苦手 だと思ってね~とお言葉を頂きました。
(って聞いていたけど調べたら19点満点なんだって。。良くても標準だった)
検査も言語性検査と動作性検査の2括りから細分化されてフィードバック!
言語性検査は3要素(単語・理解・類似)がメインの能力によるようです。この3つからは
単語=事実を把握する認識能力
理解=言葉について考える能力
類似=物事をまとめる能力
特性「事実を認識して考えることはできるんだけど、言いたい事や考えていることはまとまらない」 →わかる!!!!よくあります。話しているうちにあれ?何言いたいんだっけ?ってなるやつ
相手から見ると「何言ってんのかわからない」「話が二転三転する」というみられ方になります。。
この特性に関してはプレゼンなどでは話す軸をまとめる「今から① ② ③の話をします」等先に決めてから話すと自分の中でも整理しやすいよ!とアドバイス これは何となく前職でプレゼンする時に助言を受けて実施済みだったので間違っていなかったなぁ と実感。。。このやり方で継続だな
もう一つの括り 学習習得能力!!
知識=物事を覚えて長期記憶にする能力
算数=物事の手順や手続きを覚える記憶能力
数唱=ワーキングメモリ
語音=物事を覚えた上に操作する能力
こちらであらら??となる問題が・・・・ この「知識・数唱」の2つは簡単で「算数・語音」の方が難しいんだけども、私は簡単な方の数値は低くて、難しいエリアの数字が標準地なんですよ
つまり「物事の処理能力や速度は早いが、単純な記憶ミスが生じる」そう。この辺がASD(アスペルガー障害)の人が出てきやすい凸凹のようです。
身に覚えがあるのとポンコツ極まりない・・・
ということで自分の記憶に残りにくい単純作業の繰り返しはミスの巣窟になるので、(分かるよ!と思えるものも)自分が理解できる書置き・メモ等残す が大事になってくるそうです。
次は動作性能力!!
◎場面適応能力
絵画完成=社会性(何が望ましいのか)の基準
絵画配列=空気を読める力
この2つが空気読めるか読めないかが分かるそう。。どちらも標準に足りないので「ちょっとKY」な結果に。。
◎志向性
積木=他者の指示に従って動けるか
組み合わせ=自分で行動する意識付け
行列=ルール・規則性を守る力
ここの組み合わせの凸凹が激しい、つまり
「他者から決められているとスムーズだけど自分で物事を進めるのが苦手」
というみられ方に、ここはあんまりしっくりこないんだけど、これは意識が「自分に興味のあること」なのか「興味のないこと」なのかに差がある気がする。私が自分の意志で何かを作るときには進められるけど、もともとテンプレがある仕事に対して応用しよう!とかは浮かびにくいかな
ちなみにここに凸凹がある人はLDの傾向があるんだそう(LDって学習障害なんだけど軽度だと不器用な要素が多い)
「臨機応変に!」と言われる要因ははここからかな
作業効率
符号・記号探し=単純作業を続けていく能力
ここは平均。私が起こすミスは「処理速度」からくる問題ではなくて「興味のないことを覚えておくこと」が苦手からくる問題だった
◎フィードバック
特性からするとASDからくる「興味関心が持てないと集中できない」が「興味が持てると取り組める」から集中力からくるムラ 逆に集中しちゃうとそのことしか見えなくなってしまうのもある
LDからくる「物事の理解はできているけど手続きが把握できない・忘れてしまう=トライ&エラーが人より多い」
が困りごとに直結しているのでは??とのフィードバックに
今まで何とかやって来れているのは言語機能や作業の処理が標準だったおかげみたい。。。(それでも特別良いわけじゃないみたいだけどね)
この辺に関しては行動よりも先に十分に理解してから進めるとよいみたい 人の話を聞いて自分の言葉で置き換えて確認する(それはつまり○○ということですか?)で合ってたら理解できている!という確認の仕方をするのがいいよ!と言われました。
◎まとめ
検査を受けて自己分析が強くなるきっかけとなったかなと思います。そもそもADHDだと思っていたので結果に一番びっくり。苦手な事への対策も出たので得意なことを伸ばしていこう!と受け止められる結果になって良かったかな。。「わかっているんだけどうまくいかない」など悩みあり、かつ受け止められる器が出てくるなら検査もおすすめします。
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