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本が読めない大人になってしまった。

「本が読めない」

子どもの頃からのコンプレックス。
活字を読むのがうまくない。
一冊になかなか集中できない。
読み終えられない本が積み上がっていく。

「積読はいいこと」

その言葉は救いだった。
本だけが増えていく。
僕の頭には何も残らない。
それが辛くて仕方がない。

「買いたいと思ったら買おう」

これまた救いの言葉である。
だから買う。

興味がある本だらけ。
自分の業務に関する本はもちろん
ビジネス書や小説などいっぱい。

でも、なかなか読めない

子どもの頃にできなかったことを
いっしょうけんめいにやろうとしている。
コンプレックスを解消したい。

何より楽しい世界があることは知っているから。
少ないながらも読了できた本があるから。

じゃあ、なぜ読めないのか?

「時間がない」というよりも
読書に限らずに仕事や生活も
その時々のモチベーションで生きるから
買う時のモチベーションはその日で消える。
できるだけその日に読むように心がけているが。
読めない本が増えていくことは罪悪感

「同じような本を買ってばかり」
「読まないならばお金の無駄」
「スペースがないのだからやめたら」

家族からの言葉が痛い。

興味のままに生きていくことがこんなにも難しいなんて。
本を読んだら楽しい世界が待ってる。
そんな楽しさを知ってるのになんで。

今は本や読書に関する情報を遮断して
できるだけ読書への感情にフタをする。

と言いつつも

書店が、本が、図書館が大好きだから
何冊も手には取るけれど
「どうせ読めないのだから」
という言葉が心に刺さる。

もっと読みたい。
あきらめなくてはならないの?

ただ、ただ、悲しい。

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